◇ 欧米の社会では、
どこにいっても
パートナーと一緒。
つまり夫婦がワンセットで
行動することが多い。
よく言われる個人主義ではなく、
欧米は「二人社会」だということ。
◇ たとえば、
食事に招かれたとする。
ビジネスでも
ちょっと関係ができ始めると、
「今度、ディナーを」と誘われる。
このとき一人で
いくわけにはいかない。
パートナーを必ず求められる。
当然、ホスト側も夫婦で
もてなすため、
こちらも夫婦か、
誰かしら別のパートナーと
一緒ということになる。
これが欧米での礼儀である。
◇ ところが日本では、
政治家を除くと、
夫婦で公の場に
出ていくことをあまりしない。
旦那は会社の同僚と
いつも飲みにいってしまう。
休日のゴルフも、
取引先のお客や
会社の同僚と出かけていく。
妻は妻で、
料理やテニスなどの
コミュニティに出かけていく。
このようにどちらも
そばにいてほしくないというのが
本音かもしれない。
◇ 定年退職して、
一人で寂しくなったからといって、
いきなり60歳になってから
奥さんを誘っても難しい。
「勝手に行ってくれば~」と
断れるのが落ちだ。
40代くらいから少しずつ
始めておかないと、
ペアで動くというのは、
なかなかスムースにいかない。
意識して、
30代、40代、50代から、
「二人主義」で行動するクセを
つけておく必要がある。
◇ つまり、「坂の上の坂」の
世代にとって必要なことは、
「会社」ではなく「社会」へ、
さらには「家族との人生」へ
意識をシフトすることなのだ。
・・•ここが大変重要!
とりわけ45歳から55歳の間に
「社会的なものごと」への関心を、
ビジネスや会社の軸からだけでなく、
地域とか別のコミュニティの
視点からも捉えなければならない。
「それが新しい行動へとつながり、
これから生き抜く重要な鍵になる」
とトンビは考える。
この新しい視線の獲得こそ
「坂の上の坂」を上る原動力となる。
定年間近のみなさま!
家庭が手遅れの場合には、
「コミニティーでの活動」が
なによりも大切になるのである。
そしてそこにしか
あなたの居場所はないのである。
完
今日一日の人生を大切に!