Categories: 人物に学ぶ

長嶋茂雄  vol.1065


◇ 長嶋氏といえば、

 直感・感性の人という印象が強いが、




 彼のインタビューを読むと、




「三振のしかたまで

 絵になるように研究した」




という話をしている。




また、


「ホームランと三塁打ならば、

 三塁打のほうがいい」




というふうにも語っている。




何故かというと、



「ホームランよりも三塁打のほうが、

  たくさんの選手が動くからだ」



という。




「ホームランを打った瞬間に

  プレイは止まってしまう」




それに対し、三塁打の場合は、




「守備の側の人間全員が動く」




「ボールが三塁まで間に合うか

 どうかと全員が興奮する」


「そのほうがおもしろい」




「だから自分は三塁打を狙っている」と、




実に論理的。




◇ また、


「自分は千本ノックみたいな

 守備の練習が好きなんだ」

 

 と話している。


「千本ノックをやって疲れきってくると、

 自分に必要なリズムだけが残される」



そうすると、



「それがバッティングのときに生きる。

  だから守備練習を徹底してやる」



というわけだ。




◇ さらに、


「三振するときも

 ヘルメットが飛ぶように

 ちょっと大きめのヘルメットをかぶった」とか、



「大学時代からメジャーリーガーの

 プレイを分解写真で勉強していた」


とも語っている。




◇ 長嶋氏は、野球の魅力を

  ファンに伝えるためには

 どうしたらいいかを常に考え、



 言語化し、


 さらには理論化して実践していた。


そんなことまで考えている

プロの選手はなかなかいない。


後世に残る偉大な選手であった。


<今日の名言>

• う一ん、この試合は、一点でも
 多く取ったほうが勝ちでしょう。.

・昨日は遅かった。
 ホテルに帰って、シャワーを食べて、
 うどんを浴びたら、もう12時でしたから。. .

・ピッチャーゴロは、取らないでオレに任せろ!
 サードのとして一番の見せ場なんだから。

               長嶋茂雄




今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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