◇ 長嶋氏といえば、
直感・感性の人という印象が強いが、
彼のインタビューを読むと、
「三振のしかたまで
絵になるように研究した」
という話をしている。
また、
「ホームランと三塁打ならば、
三塁打のほうがいい」
というふうにも語っている。
何故かというと、
「ホームランよりも三塁打のほうが、
たくさんの選手が動くからだ」
という。
「ホームランを打った瞬間に
プレイは止まってしまう」
それに対し、三塁打の場合は、
「守備の側の人間全員が動く」
「ボールが三塁まで間に合うか
どうかと全員が興奮する」
「そのほうがおもしろい」
「だから自分は三塁打を狙っている」と、
実に論理的。
◇ また、
「自分は千本ノックみたいな
守備の練習が好きなんだ」
と話している。
「千本ノックをやって疲れきってくると、
自分に必要なリズムだけが残される」
そうすると、
「それがバッティングのときに生きる。
だから守備練習を徹底してやる」
というわけだ。
◇ さらに、
「三振するときも
ヘルメットが飛ぶように
ちょっと大きめのヘルメットをかぶった」とか、
「大学時代からメジャーリーガーの
プレイを分解写真で勉強していた」
とも語っている。
◇ 長嶋氏は、野球の魅力を
ファンに伝えるためには
どうしたらいいかを常に考え、
言語化し、
さらには理論化して実践していた。
そんなことまで考えている
プロの選手はなかなかいない。
後世に残る偉大な選手であった。
<今日の名言>
• う一ん、この試合は、一点でも
多く取ったほうが勝ちでしょう。.
・昨日は遅かった。
ホテルに帰って、シャワーを食べて、
うどんを浴びたら、もう12時でしたから。. .
・ピッチャーゴロは、取らないでオレに任せろ!
サードのとして一番の見せ場なんだから。
長嶋茂雄
今日一日の人生を大切に!