◇ 4月4日は、
二十四節気のひとつ「清明」
この時期は、桜をはじめとして
多くの花が咲き誇る。
万物がすがすがしく
明るい様子を意味している。
◇ 「すがすがしい」は
「清々しい」と表記する。
「清」の文字には
「澄みきっている」や
「けがれのない」という意味がある。
動物や植物の命が、誕生を経て
成長に至るこの季節の躍動感には、
一種のけがれのなさを感じる。
◇ 「澄みきっていて、
けがれのない」状態は、
春先だけの代名詞ではない。
空気が澄んでいるという点では、
早朝も清々しく、
澄んだ水が流れる渓谷なども、
清々しい場所といえる。
◇ また「清」の文字には、
「きれいに整理された様」
や
「簡素でけじめがある様」
という意味もある。
整理整頓と清掃の行き届いた職場や、
整然と建つ神社や寺院などでも、
清々しい空気を感じることができる。
◇ 大自然が作り出す
「清々しさ」だけではなく、
人が作り出す「清々しさ」にも着目し、
意識的にきれいに整理した
空間を生み出してはいかがだろうか。
今日一日の人生を大切に!