死ぬまで働く「無定年」時代の到来 ⑤      vol.973

例えば、1980年には

     高齢者を含む3世代同居世帯が

     圧倒的に多く,

 

    全世帯の

    50.1% を占めた。

 

  当時はこれが

  高齢者を含む 標準世帯 だった。

 

ところが2000年には

夫婦世帯が 27.1% と逆転。

 

以後、この夫婦世帯が標準世帯

として扱われるようになる。

 

そして、その後すぐに

単身世帯 も増え始め、

 

16年にはその比率は27.1%と

夫婦世帯(31.1%)に近づいてきた。

 

厚労省の資料によると、

単身高齢者の年間年金受給額(16年)は、

 

平均  1478000

 

しかも100万円未満が

31.4% を占める。

 

単身だけに、

他に収入がなければ,

 

月額10万円に満たない

低年金で暮らすことになる。

 

単身世帯の増大がこの先、

 さらに続いていけば、

 

 やがて大量の貧困層を

   生むことになる。

 

31年以降の低年金者の年金年額は

50万円、

 

中間層でも約90万円になる──

 

将来の高齢者1人の年金額を

  推計した結果では

  次のようになっている。

 

00年以降の日本人1000万人の結婚、

出産、離婚、就職、離職、家族との同居、

別居、所得などのデータを解析。

 

それぞれの属性に応じて、

高齢時にいくらの年金を

得ることになるかを推計。

 

例えば、

就職して正社員で働き続けるか、

 

途中で非正規に転じるか、

 

賃金水準はどうなるか,

 

といったデータを基に、

将来の年金額の分布を

算出するという手法を用いている。

 

その結果、

 

年金額が下位4分の1の人たちの

年金年額は 50万円 にとどまった。

 

今でも高齢者世帯は

  すべての年齢層で赤字になっている。

 

しかも今、年金の受給開始時期が

段階的に延びている

6064歳の収支が最も厳しい。

 

こういう状況下で、

年金受給開始年齢が

70歳になったらどうなるのか。

 

あなたは、

 

年額50万円の生活が

想像できるだろうか。

 

好むと好まざるとにかかわらず、

 

働き続けるしかない

「無定年」時代は

もう足元まで迫っているのである。

 

さあ!

現実に起こるこの未来予測を見て、

 

あなたはこれからどうするのか!

 

豊かな老後に向けて

いまから準備をする必要がある。

                                     

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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