◇ インターネットは、集中ではなく
分散の方向 に機能する。
大企業しかできないビジネスを
中小企業ができるようになり、
最終的には個人のビジネスを可能にする。
もちろん、インターネットを
グローバリズムのツールとして
使うことも可能だ。
資金さえあれば、
いつでもどこでも世界中の企業から
部品や商品が調達可能になり、
世界中に販売できる。
◇ このグローバリズムを
最も有効に活用したのが中国だった。
世界の先進国に、低い生産コストと
豊富な労働力を訴求し、
生産機能を中国に集中することが
最大効率を得るグローバルビジネスには
適していると説いた。
そして、中国は輸出が盛んになり、
外貨を獲得し、富を蓄積した。
安価な中国製品を輸入した国は、
商品市場の価格水準が下がり、
市場が収縮し、デフレスパイラルに陥った。
多くの企業が倒産し、
大量の失業者が発生した。
業績の悪化した企業価値が下がり、
買収が容易になった。
中国は輸出で稼いだ外貨で、
先進国の企業を次々と買収した。
更に豊富な資金を使って、
海外への浸透工作や情報操作を行い、
世界への影響力を高めた。
◇ そこにコロナ禍が起きた!
世界市場が停止し、
輸出も止まった。
中国の最大の強みは,
最大の弱みに変わった。
そして、マスク外交や
香港政策の失敗で、
世界は中国に警戒の目を
向けるようになった。
その動きを拡大したのも、
インターネットである。
既存のマスコミによる情報操作も
インターネットが風穴を開けた。
人々はマスコミのフェイクニュースに
不信感を抱き、
新聞やテレビのニュースを
疑うようになった。
そして、ユーチューブやツイッターの
情報を重視するようになっている。
◇ そして、2020年の
米国大統領選挙を通じて、
海外からの不当な選挙工作や、
浸透工作、スパイ行為等が
次第に明らかになっている。
この動きは、
世界中に拡大することになるだろう。
米国だけが特別なのではなく、
日本にも同様の工作活動や嘘が存在する。
◇ 分散処理のインターネットは、
巨大な組織を解体する。
世界的な経済合理性の追求は、
個人の幸せを阻害する
という事実も明らかになる。
人々が幸せを追求するには、
分散と自立 が重要なのである。
リスクを分散すると同時に、
利益も分散する。
利益の分散は無駄なのではなく、
市場の安定と継続性、
つまりサスティナブルな経済に
分散 は必要なのである。
この分散こそが、
これからの世界にとって
もっとも重要なことになるのである。
完
今日一日の人生を大切に!