◇ 2014年3月25日、
米内国歳入庁(IRS)が
(日本の国税庁にあたる)
仮想通貨に対する税務方針を公表した。
IRSはビットコインを通貨ではなく、
「資産」とみなし、
株や債券と同様に譲渡益に
課税する方針を示した。
多くの人がこの決定を歓迎した。
「課税するというということは、
その存在を正式に認めるということ」
「ビットコインの普及はやむなし」
と判断しているということになる。
ならば関連規制の整備や取引を
捕捉する仕組みを急いだほうがいい。
世界最大の経済大国、
米国が事実上の容認に動いたことで、
各国に大きな影響を及ぼした。
◇ 仮想通貨の起源は1978年、
ノーベル経済学賞受賞者の
フリードリヒ・ハイエクが、
無国籍通貨の概念を
発表したことに始まる。
そしてこの仮想通貨に
真っ先に飛びついたのは、
アルゼンチンやイランなど
自国通貨の信用低下に
悩まされている国に人々だ。
2013年、金融危機に陥った
キプロスの国民も、
資産の逃避先としてビットコインを選んだ。
仮想通貨は価格変動が激しく、
安定性も低い。
それでも、国家の衰退とともに
価値が目減りし続ける自国通貨よりは、
安全と彼らは考えた。
つづく
<今日の名言>
精神的な成長を遂げることで
得られる内面的な幸福。
これが伴わなければ、
外面的な幸福は長続きしません。
ダライ・ラマ 14世
*人生の最後にあの世に
持っていくことができるのは、
現世で経験した思い出や
何かに挑戦することで得られた「感情」だけ。
金銭以上に心の豊かさが大事。
今日一日の人生を大切に!