◇ 夫人が存命のうちに、
暮石に掘る言葉を考えた亭主がいる。
17世紀英国の詩人
ジョン・ドライデンである。j
ここに葬られしはわが妻。
安らかに妻を眠らせたまえ。
今ようやく妻は心安らぐ、
私もまたしかり
末尾の1行が読む人をニヤリとさせる。
余談ながら、
妻の墓碑銘を用意したドライデン氏は、
無念にも先に逝き、
夫人のほうが
14年も長生きしたという。
いつの世も、未来は見通しがたい。
追伸
一年間大変お世話になりました。
今年はこれが最後の投函となります。
皆さまにとって、
今年はどんな年だったでしょうか?
コロナで始まり、コロナに振り回され、
普段の生活や仕事に変化を求められた
一年でした。
来年はどんな年になるのでしょうか。
コロナ禍は終息に向かうのでしょうか。
オリンピックは実施できるのでしょうか。
方丈記に次のような一節があります。
「行く川の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず」
世の中はすべてのものは変転して、
同じ場所に留まることはないということです。
変化しながら、行動できる人だけが
生き残ることができる、
そんな時代になるのでしょう。
コロナ禍をチャンスと捉えると
新たな未来が見えてくるかもしれません。
来年もよろしくお願いいたします。
トンビ博士
今日一日の人生を大切に!