Categories: 生き方

夢はサッサとあきらめることが大切 ①   vol.901

我々はいろいろなことを

  あきらめながら、

  そして妥協しながら生きている。

 

自分にとって大切な夢でさえ、

早めにあきらめた方がいい場合もある。

 

なぜなら、夢に固執するあまり

他の選択肢が見えず、

 

あきらめないことで

人生を失うことがあるからだ。

 

特定の進路や職業に

  就くことを目指して、

    努力するのは当然なことだ。

 

例えば、

・甲子園出場を夢見て野球の練習に励む

・医者になるために大学の医学部を目指して
   受験勉強を頑張る

・マスコミ業界に就職したいから、
    その方面の企業へ就活する

 

それ自体は自然だし、

努力を積み重ねるのも素晴らしいことだ。

 

しかし、いくら練習しても勝てない、

レギュラーにすらなれない。

 

何年勉強しても受からない。

 

何社受けても内定がもらえないとしたら、

どうすればいいのか。

 

学生であれば、生活設計や家族を

 どうするかなどといったことを

 考える必要がない。

 

「甲子園には行けなかったけど、

 仲間と切磋琢磨できて充実していた」

 

という思い出にもなる。

 

しかし、大人になると

そうは言っていられない。

 

弁護士を目指して

何年も受験勉強に費やし、

気がついたら40代になっていた。

 

一度も働いたことがないから、

何ら職業的な経験もスキルも

身についていない。

 

実務経験がなく市場価値はほぼゼロ。

 

今さらどこかに就職しようとしても、

この年齢で未経験な人が

まともな仕事に就けるのか。

 

ここからどうやって這い上がれば

良いというのか……

 

執着すると視野が狭くなる

  というのはまさにこのことで、

 

世の中には3万種類を超える職業が

あるにも関わらず、

 

その夢にこだわるあまり、

ほかの選択肢が見えなくなるわけだ。

 

世界に異性は35億人もいるのに、

不倫相手に執着すれば、

婚期や出産適齢期を逃してしまう。

 

あるいは、学生の場合は、

第一志望の大学に受からなかったからと

劣等感でクサったり、

 

何年も浪人したけれども

受からず自暴自棄になる、

 

という人の話も耳にする。

 

「〇〇大学に進学することがすべて」

 という、ひとつの視点、

 

ひとつの視座しか持っていないと、

世界はとても狭くなる。

 

その後の人生で、

ずっとこのコンプレックスを

引きずることになるのである。

         つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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