◇ 生態系に関する研究分野では、
「殺虫剤の逆理」と呼ばれる現象が
知られている。
これは、害虫を駆除するために、
殺虫剤をまくことで、
むしろ害虫が増えることをいう。
◇ その理由として、
殺虫剤が害虫の天敵を駆除してしまい、
その結果として
生態系のバランスが崩れてしまい、
不安定化することが挙げられている。
◇ 一般的に生態系は、
多くの生物が関わることで、
その安定性を保っている。
多様性が損なわれると、
特定の生物が急に大量発生するなど、
不安定になる。
◇ この40年間で、
地球上の生物の種は、
60%近く消滅したと推定されている。
日本においても、
地域の生態系が大きく変化している。
こうしたことが、
熊や猿などが町に出没する
数の増加に影響しているのかもしれない。
◇ 普段の生活で、
野生動物の存在と意義を
意識することは少ない。
しかし、地域に生息しているのは
人間だけではないことを認識し、
野生動物との共生について、
改めて考えてみることも
必要ではないだろうか?
今日一日の人生を大切に!