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成功者のように振る舞え   vol.882

MMA(総合格闘技)の選手に、

 カナダ出身のジョルジュ・サン・ピエール、

 というファイターがいる。

 

     通称、GSP

 

格闘技ファンで

彼の名前を知らない人間はいない。

 

元UFC世界ミドル級王者

 

元UFC世界ウェルター級王者

 

UFC史上4人目の二階級制覇王者

 

UFC史上最多テイクダウン奪取記録、

90回を保持している伝説的な格闘家だ。

 

向かうところ敵なしの

 「生ける伝説」だが、

 

彼は子供の頃、

いじめられっ子だったことを

カミングアウトしている。

 

もともとは何をやっていても、

自信が持てない内気な子供だった、と。

 

あるライターが彼に尋ねた。

 

「あなたの入場シーンを見ていると、

 すでに勝つことが、

 決まっているように見える。

 これから戦うことが楽しみで

 仕方がないように見える」と。

 

その質問に対しての彼の答えが、

トンビは非常に気に入った。

 

そのつもりで入場している。

 

あぁ、間違いなく、俺は今日も勝つ

と思いながら花道を歩いている。

 

正確に言うと、

そのつもりで歩くようにしている。

 

俺は、格闘技を始める前、

もともと、

何をやっても自信が持てない子供だった。

 

格闘技をやり始めた頃は、

オクタゴンに入るのが怖くて

仕方なかった。

 

そこで、せめて、自分にだけは

ウソでも自信があるように

振る舞おうって決めた。

 

まずは自分を騙すことから始めた。

 

すでにチャンピオンの風格を持って

入場するように意識した。

 

そうやって行動しているうちに、

本物のチャンピオンになった。

 

いいかい、行動が先なんだよ。

 

そこに後から、

裏付けされた自信がついてくる。

 

Fake it 

 till you make it 

 ─(成し遂げるまで、そう振る舞え)

 

成功するまで、

「成功者のように振る舞え」

という意味になる。

 

自信があってもなくても、

自信があるように振る舞えば、

自信はついてくる。

 

彼はこうも言った。

 

「自信は精神状態ではなく、

       選択なんだ」と。

 

これも素晴らしいセリフだ。

 

これがまさに人生を好転させる

ノウハウなのかもしれない。

 

「自分は自信があるという

 ボタンをすでに押した。

 だから、自信があるんだ」

 

ということだ。

 

「選択した」から、そうなる。

 

先に「自信」を「選択」する、

そして次に「行動」をして、

その結果、

 

「メンタル的にも自信がつく」

と彼は言う。

 

なによりまず先に「選択」をする。

 

自分を騙してまでも、

根拠のない自信を持つこと。

 

これは「自信」だけの話ではない。

 

複雑な現代社会、情報過多な時代の今、

どんな理論武装で、どんなロジックで、

 

どう自分のテンションを高めるかを

延々と追求するよりも、

 

まずは

 

「そう決めて」

 

「行動をして」

 

「体現しつつ」

 

「裏付けをとりながら」

 

その結果、

 

「自信になる、

 メンタルが向上する」

 

そういうロジックだ。

 

このロジックが極めて重要だ。

 

とりあえず今状況や気持ちは

さて置いて、

 

根拠のない自信を持つ。

 

そうすれば、

成功者に一歩近づくことになる。

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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