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コロナに感染したトランプ大統領の行く末  vol.876

トランプのコロナ感染

  という珍事が起きた。

 レムデシビルを投与したということは、

 軽症ではなかったのではなかろうか。

 

それでも、選挙戦を勝ち抜くためには

「軽症アピール」しか道はない。

 

930日の第1回討論の

  直後の感染と推察される。

 

 トランプ大統領は106日には、

  ホワイトハウスに戻ったが、

 

軽症なら医師が発表するはずであるから、

多分、それなりに重かったのだろう。

 

ウイルスの増殖を抑えるため

  レムデシビルを投与された

    ということは、

 

  酸素吸入を行っているはずだ、

  との報道も出た。

 

レムデシビルは、

血中の酸素濃度が低下し、

 

酸素吸入または人工呼吸器が

必要な患者に投与される。

 

ホワイトハウスは、

「(重症化を防ぐ)予防的な使用」

といっているが、

 

それは疑わしい。

 

トランプ大統領の血中酸素濃度が、

 (息苦しさを感じる)94%以下に

  低下していたことは間違いないようだ。

 

   正常値は 96%以上

 

90%未満が「呼吸不全」とされる。

 

レムデシベルを投与しても、

死亡率は20%に近い。

 

NY市では、

   感染率が3%以上のホットスポットは、

   再び閉鎖になっている。

 

トランプ大統領は新型コロナに

感染したことを選挙に不利な条件と

考えているため、退院を急いだ。

 

こうした無謀さは、

トランプ大統領の内在的な

行動様式に他ならない。

 

彼は軽症での回復は、

選挙に不利にはならないと考えた。

 

逆に、「同情を集めて」

有利かもしれないと。

 

しかし重症なら、

国民に「大統領を続けるのは難しい」

と思う人が増え、

 

不利になる。

 

このため、

 

「病状にかかわらず、

 軽症としなければならならない」と考え、

 

スタッフでもある医師に

命令したのだろう。

 

ホワイトハウスには、

大統領専用の医師がいる。

 

担当の医師が矛盾を追及されても、

「もごもご」としか言わない記者会見から、

これが伺える。

 

米国と欧州では

 感染数が再び増加しているため、

 

パリでは全部のバーが、

英国では全部の映画館が閉鎖された。

 

日本では、9月・10月の

GoToキャンペーンにより、

11月ぐらいに第3波が来るかもしれない。

 

それにしても、

 インドを除くアジアで共通して、

 

人口に対する感染率が欧米よりも

1ケタ以上低いのはなぜだろうか?

 

湿度が高くてカビが多く、

発酵した食品(乳酸菌)の

摂取が多い地域に、

 

何らかの抗体をもって生活している

アジア人の体質が、

関係しているのかもしれない。

 

トランプが11月にはできると

  勝手に述べているワクチンの治験は、

 

効果と副作用の検証には、

多くの治験が必要なため、

5年から7年はかかるとされている。

 

  トランプのコロナの後、

 

バイデンの支持が上がり、

トランプは下がっている。

 

メディアは16%くらいの差に

拡大したと報じている。

 

反トランプが多いメディアの

世論調査では、

 

6ポイントから7ポイントの

偏向があるため、

 

実際は、9%から10%の

差ぐらいだろう。

 

5%くらいの差なら、

「郵便投票の不正の訴訟」が

起きる可能性がある。

 

そうなると、非常に厄介だ。

 

僅差でトランプ大統領が敗れたりすると、

金融市場も含めて大混乱になりかねない。

 

最悪のことを考えて

今から準備をしておかなければならない。

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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