疲弊している居酒屋業界 ②   vol.868

一方で、

 まったく飲めるところがなくなったら、

 

どうしても必要な場面で

困ってしまう。

 

大切なお客様と接待をしたり、

家族内でのお祝いする

お店も必要になる。

 

そこで思いつくのが

「高級」というキーワードだ。

 

高級感=清潔感のある店舗で、

なおかつ個室であるなら、

 

感染に対する恐れは

最小限に抑えることができる。

 

どうしても必要な場面では、

高いお金を払ってでも

そのようなお店を利用することが考えられる。

 

格安宿やビジネスホテルでは

GoToトラベルが始まっても閑古鳥が鳴き、

 

一方で個室を売りとする高級旅館等は

常に満室となるほどの大盛況となっている。

 

同じようなことが、

  飲食業界でも起こりうる。

 

折しも、10月から

GoToイートキャンペーンが

始まる予定だ。

 

これも25%の金額を上乗せした

商品券が配られるため、

つい奮発して出費したくなる。

 

もちろん、その行く先は

格安居酒屋ではない。

 

三密を避けて

お得に食事できるとなれば、

 

皆さんも高級な料理店で

食事をすることだろう。

 

すなわち、

次に飲食業界で起こる事は、

 

高級店と格安店の格差だ。

 

そこで投資家たちはは、

 「高級」の対象となりそうな

  上場企業を探すわけだが、

 

残念ながら高級飲食店は

なかなか上場していない。

 

高級であればあるほど、

チェーン店にはなりにくいからだ。

 

それでも何とか四季報を眺めると、

以下のような企業が浮かび上がる。

 

ひらまつ<2764

平松博利氏が創業。

高級フランス料理店等展開。

日本料理店、ホテル事業を強化中。

 

梅の花<7604

高級和食店「梅の花」が主力。

デパ地下向け持ち帰りずし「古市庵」も。

 

うかい<7612

「うかい鳥山」など和洋食の

高級レストラン直営。

近年は東京都心に注力。

 

木曽路<8160

しゃぶしゃぶの最大手。

居酒屋や焼き肉なども経営。

出典:四季報

 

しかしながら、

 これらの企業の財務状況を見ると、

 

もともと経営状況があまり芳しくなく、

コロナ禍でいよいよ追い込まれている

企業がほとんどだ。

 

そう簡単には利益を出せる銘柄は

見つからない。

 

そのなかで、

木曽路は唯一可能性を感じる。

 

これまでも堅調な業績を

続けてきから、

財務状況に余裕があり、

 

なおかつ個室で和食を食べる

という点においては

よく名が知れている。

 

また木曽路に限らず、

余裕のあるところは、

 

どんどん「個室」「高級」

といったキーワードに

当てはまる店舗を作ってくる。

 

そういった動きがこれからの

株式市場を読む鍵となる。

 

ぜひ皆さんも自分が行った店舗で、

今後も伸びそうなところを探してみてほしい。

 

もしそこが上場していたら、

大化け株を掴むチャンスに

なるかもしれない。  完

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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