お客さまは選ぶもの  vol.861

◇ 最近お客さま応対をしていて

  考えることは、

 

「あまねく公平にとか

 お客さまを選んではならない」

 

という考え方は

適切なのかということ。

 

このような考えは、

迷妄であり、妄信であり、

公務員的発想ではないか?

 

この考えを徹底するほど、

 

「利益率は下がり、会社が傾き、

 やがて倒産するのではないか?」

 

公務員ならまだしも

民間企業の場合はこの反対で、

 

「お客さまを選べば選ぶほど、

   利益率は高くなる」のが、

 

 真実でなかろうか。

 

◇ 一概にこのような考えを

  導入することは危険ではあるが、

 

営業するにあたっては、

対象顧客を絞ることも大切。

 

その理由は明快で、

現代社会に生きる我々一人ひとりが

全ての役割を担えるはずがないからだ。

 

◇ 能力や強み、その他、

  持っている資源によって、

 

 小さな限られた「持ち場」

 決まってくる。

 

この「持ち場」を離れたところで

価値提供しようとしても、

 

それは強みではなく、

むしろ弱みであることがほとんどである。

 

そんなことにならぬよう、

自分の一所懸命になるべき場所を明確にし、

 

その場所をめがけて来て下さる

お客さまを徹底して大切に遇する。

 

それが、お客さまへの誠意であり、

親切でもあり、

 

結果として自社のビジネスを

 

「集中すべきところに集中し、

     より提供価値を高める」

 

「必然の帰結として、利益率が高まる」 

 

ことにも

 

つながっていくのではないだろうか。

 

◇ このように職場における

  お客さまの定義が、

 

できているか否かによって、

利益率の高低が決定される。

 

その現象をもたらしている

本質的・構造的理由は、

 

【 そもそも誰をお客さまとし、

   誰をお客さまとしないか 】

 

を明確に線引していないところに

帰せられるのかもしれない。

 

<今日の名言>

金曜日に従業員を叱るな。

彼の週末を台無しにする。  

  モーティマー・R・フェインバーグ
                   (経営コンサルタント)

 *精神的に打撃を受けるような重大な指摘は、
      金曜日にするな。
      休暇を大事にするアメリカ的な考えといえるが、
      日本でも十分に当てはまる。

  部下を叱るときはそこまで考えて
      叱らなければならない。

  今日は金曜日! 十分注意を。

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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