◇ 最近お客さま応対をしていて
考えることは、
「あまねく公平にとか
お客さまを選んではならない」
という考え方は
適切なのかということ。
このような考えは、
迷妄であり、妄信であり、
公務員的発想ではないか?
この考えを徹底するほど、
「利益率は下がり、会社が傾き、
やがて倒産するのではないか?」
公務員ならまだしも
民間企業の場合はこの反対で、
「お客さまを選べば選ぶほど、
利益率は高くなる」のが、
真実でなかろうか。
◇ 一概にこのような考えを
導入することは危険ではあるが、
営業するにあたっては、
対象顧客を絞ることも大切。
その理由は明快で、
現代社会に生きる我々一人ひとりが
全ての役割を担えるはずがないからだ。
◇ 能力や強み、その他、
持っている資源によって、
小さな限られた「持ち場」が
決まってくる。
この「持ち場」を離れたところで
価値提供しようとしても、
それは強みではなく、
むしろ弱みであることがほとんどである。
そんなことにならぬよう、
自分の一所懸命になるべき場所を明確にし、
その場所をめがけて来て下さる
お客さまを徹底して大切に遇する。
それが、お客さまへの誠意であり、
親切でもあり、
結果として自社のビジネスを
「集中すべきところに集中し、
より提供価値を高める」
「必然の帰結として、利益率が高まる」
ことにも
つながっていくのではないだろうか。
◇ このように職場における
お客さまの定義が、
できているか否かによって、
利益率の高低が決定される。
その現象をもたらしている
本質的・構造的理由は、
【 そもそも誰をお客さまとし、
誰をお客さまとしないか 】
を明確に線引していないところに
帰せられるのかもしれない。
<今日の名言>
金曜日に従業員を叱るな。
彼の週末を台無しにする。
モーティマー・R・フェインバーグ
(経営コンサルタント)
*精神的に打撃を受けるような重大な指摘は、
金曜日にするな。
休暇を大事にするアメリカ的な考えといえるが、
日本でも十分に当てはまる。
部下を叱るときはそこまで考えて
叱らなければならない。
今日は金曜日! 十分注意を。
今日一日の人生を大切に!