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フリーランスとしての生き方 ③  vol.855

サラリーマンからフリーランスへと

  転身される方も多い。

 

  この際、

  留意しておく点がいくつかある。

 

まず絶対的にオススメしておきたいのは、

ローンを使用するなどの大型の買い物。

 

特に住宅ローンなどは、

サラリーマンとしての固定収入が

永続するものという発想のもとに組まれている。

 

キャッシュで住宅を購入できるほどの

貯蓄があれば、なんら問題はないが、

 

住宅購入などを想定されている方は、

独立前に済ませておくべきだろう。

 

フリーランスに対する金融資産の信用度は、

ゼロと表現してかまわない。

 

しかし、フリーランスに

転身するからには、

 

若干業務に依頼が少なくとも

生き延びられるよう、

 

それなりの額の貯金は

残しておきたい。

 

どんなお仕事も「月夜の晩」

ばかりではないことを心に刻んでおこう。

 

また、健康保険も「国民健康保険」に、

  そして「国民年金」へと切り替わる。

 

こうした項目は、

会社員として勤務する際は

「天引き」により、

ほぼ自動的に執行されるため、

 

気にかけることがない方々も

多いことかと思われる。

 

しかし、フリーランスへと転身すると、

こうした手続を含め、

 

すべて自己責任で

管理しなければならない。

 

こうした社会保障を含め、

すべての責任は自身に帰すため、

不備を誰か他人に押し付けることもできない。

 

デザイナーやミュージシャンなど

芸術家気質の方は、

 

こうした書類手続きなどを

軽んじる傾向にあるため、

 

「知らなかった」ではすまされないので、

用心が必要だ。

 

そして、最後に絶対に避けては

  通れないのが「確定申告」だ。

 

   こちらは完全にフリーランスの方ではなく、

   副業を営む方も同様だ。

 

会社員だけしていれば、

年末調整の書類をそろえる程度で、

 

税金の支払いから保険の調整まで、

ほとんど会社任せで仕切ってもらえる。

 

しかし、フリーランスの方々にとっては、

毎年3月は憂鬱な月となる。

 

たくさん稼ぐ方などは、

正確に申告しなければ「脱税」の汚名まで

降って来ることになりかねない。

 

こうした手続面を含め、

    あらかじめ想定しておく

    社会的手続きは多い。

 

フリーランスで生計を立てる方は、

往々にしてセルフマネジメントに

長けた方が多いので、

 

大きな問題に発展するのを

見かけることはないが、

 

やはり芸術家肌の方は、

こうしたお役所的作業に苦手意識があるのか、

毎年苦しんでいるようだ。

 

フリーランスにとって最後の難関が

この「確定申告」だろう。

 

現代は「完全なフリーランス」

 という働き方ばかりではない。

 

今後は会社員でありながら、

フリーランスでもあるという方が、

 

極めて珍しくなくなり、

むしろますます増えて行く時代になるだろう。

 

フリーランスはまさに、

「古くて新しい働き方」である、

 

フリーランスは、

さらに今後の時代を担って行く

存在となるに違いない。 完

 

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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