◇ 2019年5月、
トヨタ自動車の豊田章男社長の
記者会見の記事を読んだことがある。
「終身雇用を守っていくのは難しい」
と記者会見で述べていた。
最近、トヨタ自動車の豊田章男社長の
終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。
先月の日本自動車工業会の会長会見で、
「雇用を続ける企業などへの
インセンティブがもう少し出てこないと、
なかなか終身雇用を守っていくのは
難しい局面に入ってきた」
と述べた。
◇ トヨタ自動車と言えば10年前、
奥田碩トヨタ自動車元会長が、
「経営者よ、
クビ切りするなら切腹せよ!」
と発言した。
リストラには極めて否定的な企業だった。
そのトヨタ自動車の社長が、
「もう終身雇用は難しい」
と言うのだ。
◇ トヨタ自動車だけでなく、
ほかの上場企業でも、
早期の希望退職者の対象年齢を
45歳までに引き下げている。
NECや富士通、東芝など
業績があまりよくない企業だけでなく、
キリンHDGやアステラス製薬、
カシオ計算機など、
業績が好調である企業でも
40代までの希望退職者を募っている。
◇ コロナ禍で、急速に、
「40歳定年制」が
現実味を帯びてきた。
会社にいる間に
次のステップにスムーズに移行できるように、
政府は給付金制度を作ったり、
会社は副業を解禁しているのではないか?
トンビは、そう考えている。
いつまでも会社にぶら下がっていると、
年収のピークを迎える前に、
リストラの憂き目に合うことになる。
自分の力で長く働けるスタイルを
早めに確立した方が賢明だろう。
今日一日の人生を大切に!