◇ 今月7日、中国北部の内モンゴルで
牧畜を営む男性1人が、
腺ペストに感染していることが
確認された。
腺ペストとは、感染したげっ歯類から
ノミを介して人間に広がる感染症で、
中世の欧州では推定5000万人が
死亡したとされている。
※げっ歯類 : リス、ハツカネズミ、
ヤマアラシ等
◇ げっ歯類を捕獲し食べることで
感染する例が多く、
腺ペストでの死亡率は、
30~60%
ペスト菌が肺に回り、
肺ペストとなった場合は
さらに死亡率は高まるという。
◇ また、6月には中国国内の豚から
新型のインフルエンザウイルスを検出し、
豚からヒトへの感染も
確認されたことが明らかになっている。
「G4」と名付けられたこのウイルスは、
2009年に流行した
インフルエンザH1N1に由来するとされ、
すでに多くの豚が感染している。
ヒトからヒトへの感染例は
まだ報告されていないが、
季節性インフルエンザの免疫では
防げないほど感染力が強いため、
パンデミックを引き起こす可能性が
あるとされている。
◇ 新型コロナウイルスの感染が
まだパンデミックに
至っていなかった今年2月、
中国で確認されたのが、
「ハンタウイルス」
これはネズミが媒介する
病原体のウイルスで、
中国雲南省の労働者が
バスで移動中に急死したという。
2週間の潜伏期を経て
発熱や呼吸困難を引き起こす
「ハンタウイルス」は、
かつては致死率が高かったがものの、
現在はワクチンがあり、
早期に発見すれば治療が可能だという。
◇ ハンタウイルス感染症では
ヒトからヒトへの感染が起こらないと
考えられていたが、
それを覆す発症事例も出ている。
2月の報道以降、
目立った報告はされていないが、
ウイルスが突然変異することも考えられ、
引き続き注意をする必要がありそうだ。
◇ 2020年に入り、
この7か月間だけで、
これだけのウイルスや
菌による感染が中国で発生している。
新型コロナウイルスの収束が
見えない中だけに、
別のウイルス発生は何とかしてほしい。
中国にはその危機意識は
ないのだろうか。
◇ ネット上では、
「中国はウイルスを輸出するのか? 」
「もう中国産のものは食べられない」
「中国いい加減にしてくれ」 など、
さまざまな声が上がっている。
新型コロナウイルスの収束が
ままならない中、
新たなウイルスがパンデミックを
引き起こすようなことが起きれば、
世界大恐慌並みの騒ぎになることは
間違いない。
中国相手では、神に祈るほか、
打つ手はないのか。
今日一日の人生を大切に!