◇ 世界各国ともに、
新型コロナの封じ込めと、
経済の再開を両立させることが
大きな課題になっている。
そして、日本を含めて、
ほとんどの国が長期間に渡って、
うまく制御することができない状況に
陥っているのは事実だ。
しかし、それにしても、
感染拡大の可能性が極めて高い
不思議なキャンペーンを、
国が、しかも経済の中枢である
経済産業省が旗振りして、
7月の連休に合わせて
さっさと実施してしまうという
稚拙さ・拙速さは、他国に類を見ない。
経済ばかりに目が向き、
新型コロナウイルスの感染を
甘くみている現れだろう。
◇ 金融市場では、日米ともに
新型コロナ禍でも株価が大きく上昇し、
ここから相場が
大きく減速するということを
口にする人は今のところ少ない。
しかし、国のこうした対応を見ていると、
ここから国内で新型ウイルスが
さらにまん延して、
収拾の手立てを失う状況に陥る
可能性は相当高そうで、
株や為替でいえば、
これから二番底の到来に
備える必要があるように見える。
◇ 1929年の世界大恐慌と
足もとの相場が非常に酷似していると
言われはじめてから久しいが、
29年の場合、
政府が様々な対策を打って、
暴落から5か月あまりは
上昇軌道にあった相場は、
その後に大きく崩れ始め、
二番底どころか大底をつけたことは
ご承知の通りだ。
現在も同様に実態経済と金融経済が
大きく乖離しており、
金融緩和により市中に余ったお金が、
株式市場に向かい、価格を釣り上げている。
どう考えても株価の
大きな下落が待っていることは、
ほぼ間違いなさそうな状況だ。
これが7月末なのか8月中なのか、
それともトランプ落選の
11月以降なのかは、
だれにもわからない。
下手をすればこの政権が仕掛ける
「GO TO HELLキャンペーン」が、
株式相場の暴落のトリガーになることも
十分ありうる。
したがって我々がすべきことは、
この時期にこのくだらないキャンペーンに
参加しないこと、
安易に参加して、
「GO TO HELL」
とならないよう注意して欲しい。
また株式等に投資している人は、
暴落のトリガーを見逃さないことだ。
重大な局面に入ってきていると
ぜひ認識して欲しい。 完
今日一日の人生を大切に!