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地獄への直行便「GO TO HELL キャンペーン」①  vol.812

都知事選が終了したあたりから

  東京都内の新型コロナの感染者数が

  大きく上昇しはじめ、

 

 すでに9日は224人、10日は243人、

 11日は206人、12日は206人と、

 

コンスタントに200名を超える

感染者が出始めた。

 

新宿など夜の街にターゲットを絞り、

これまで以上にPCR検査を実施始めており、

 

それまでの感染者の推移と

単純比較することはできないが、

 

それでも、PCR検査の陽性率は

東京ではすでに 5.8% 

上回りはじめており、

 

感染者数は他国と比べて少ないが、

この陽性率は異常に高い水準となっている。

 

また感染者数に対する

  死亡者数も 4% を超えており、

 

一般的な季節性インフルエンザの

感染死亡率 0.1% などと比べれば、

 

各段に死亡リスクが

高まっていることがわかる。

 

100年前に大流行して

スペイン風邪でさえも

感染者の死亡率は 2.5% であり、

 

生命の危機という視点で見ると、

なんら安全性は高まっていない.

 

ウイルスが変異して

「東京タイプ」という

 新種のコロナウイルスが、

 

新宿をエピセンターとして

全国に再拡散しはじめている

という噂も出てきた。

 

西村経済再生担当相は、

  記者会見でも、

 

PCR検査数の増加を考慮して

感染者数増加を評価する必要があるとし、

 

4月上旬の緊急事態宣言を

    出した時とは状況が違う」

 

 といった説明を繰り返してる。

 

このまま何の対策も打たずに

放置するつもりなのだろうか。

 

そこに上乗せのように

 実施しようとしているのが、

 

またしても経産省主導の

「GO TOキャンペーン」

早期実施の問題だ。

 

もともとこのキャンペーンは

感染症流行が収束した後、

 

国内における人の流れと

街のにぎわいを創り出し、

 

地域を再活性化することを目的として

予算計上されたものである。

 

観光庁の「Go To トラベル事業」

    に関する発表資料から抜粋すると、

 

国内旅行を対象に旅行代金の

半分の相当額を支援し、

 

その支援額のうち7割は旅行代金の割引に、

3割は旅行先で使える地域共通クーポンとして

付与されることになるようだ。

 

参考:https://www.mlit.go.jp/kankocho/page01_000637.html

 

「海の日」を含む7月の4連休前に

  旅行代金の割引のみ先行的に開始し、

 

連休中の旅行需要を喚起するのが

大きな狙いになる。

 

しかし、新型コロナ感染が

収束したわけでもない状況の中で、

 

なぜ722日から前倒しで

実施する必要があるのか。

 

まったくよくわからない。

       つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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