◇「ランチェスターの法則」は、
航空工学の技術者だった英国人の
フレデリック・ウイリアム・
ランチェスター氏が発案した。
1914年に
第一次世界大戦が始まった際、
戦闘時の力関係を考察する中で
導き出された。
◇ 法則は
「第一の法則」「第二の法則」の
二つに分かれている。
第一の法則は槍や剣など
近距離の相手に武器を持った軍同士が、
一騎打ちで戦った場合、
両軍の武器性能が同じなら
戦闘力は兵力数に比例するという。
数式では
「戦闘力=武器性能×兵力数」
となる。
第一の法則では兵力で劣っていても、
武器性能を高めていけば、
勝利できる可能性が高まる。
そのため、第一法則は
「弱者の戦略」と呼ばれる。
◇ 一方、第二法則は
マシンガンのように遠方から
攻撃できる武器を持った軍同士が、
集団で戦う場合である。
射程距離が長い武器を使うと、
1対1に持ち込むのは難しい。
このとき武器性能が同じなら、
戦闘力は兵力数の二乗に比例する。
数式で表すと、
「戦闘力=武器性能×兵力数の二乗」
武器の射程距離が長くなると、
兵力数により大きく差が開くようになる。
第二法則が「強者の法則」
といわれるのは、そのためだ。
つづく
<今日の名言>
肝心なことは、
状況を前向きに変えるように努力しながら、
時がたつのを待つことです。
リチャード・カールソン (心理学者)
*焦らず、長いスパンで取り組むことが大切。
ある程度の時間を投資しないと
成果が現われないことも多々ある。
今日一日の人生を大切に!