パラダイムの変化      vol.777

戦国の世にあっては、

 

「国の斬り盗りが上手いか下手か」

 

 で能力が測られた。

 

そしてその「斬り取り能力」が高い武将は、

当然人事評価がAランクとなった。

 

戦国の世からすでに業績評価は実施され、

今よりも厳しく評価されていた。

 

しかしいったん国が統一され、

  太平の世になったとき、

 

 求められる能力も

 大きく変わってしまった。

 

根本的に評価基準が

変化したにもかかわらず、

 

そのことに気づかず、

ついていけずに、

 

時代に置いて行かれケースは

枚挙にいとまが無い。

 

例えば、秀吉がいい例である。

 

国内で戦う相手がいなくなり、

中国・朝鮮まで領土拡大を野望した結果、

 

西国大名が疲弊し、

徳川家康が後に天下をとる要因にもなった。

 

ある、一世を風靡した

 パラダイムに囚われると、

 

その呪縛から逃れることは

甚だ困難である。


結果として、

致命的な事態を出来させてしまうことがある。

 

そんな好個の例といえる。

 

時代の変化とともにルールは変わる。

 

だからこそ、

これまで有効であったルールが、

これからもそのままであり続けるのか否か、

 

常に疑う必要がある。

 

新しいものもまた古くなる」 

 

 日に新しく、日に進む」

 

 「祇園精舎の鐘の音は、

  諸行無常の響きあり」(平家物語) 

 

「行く川の流れは絶えずして

 しかももとの水にあらず(方丈記)

 

世の中のすべての現象は絶えず変化し、

同じ所へは寸時も止まらないのが

天地の姿である。

 

アフターコロナの世界は

確実にルール変わる。

 

今までのルールが通用しなくなる。

 

そう、

パラダイム  が 変わるのである。

 

この確実に変化する時代に遅れを取らぬよう、

心したいものである。

 

<今日の名言>

私はいつも自分のできないことをしている。

そうすればできるようになるからだ。     

           パブロ・ピカソ

 

*無理だと思っていたことができたときには

 逆にそれが新たな強みとなっていく。

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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