◇ 出世コースの先頭を
走っている人たちを調べてみると、
ある共通項がある。
それは
「第一志望で入社していない」ということ。
◇ そういえば、日経新聞の
「私の履歴書」を読んでいると
そういうケースが多々ある。
「第一志望に入れなくて、
否応なしにこの会社に入った」 とか、
「成績が悪くて第一志望には落ちたけど、
ある人の紹介でこの会社に入った」 とか。
◇ 日経新聞に掲載されるような
今ビジネスの最前線で活躍している人は、
いずれも若いときに大変苦労をしており、
紆余曲折あったようだ。
彼らにしろ、
決して人生は順風満帆ではない。
◇ ではなぜか。
それは
「第一志望の会社に入ると、
意外な落とし穴が待ち受けている」という。
目標を達成した気になってしまい、
入ってから伸びず、
伸びようとする意欲もない、と。
◇ 第一志望の会社に入ることが、
必ずしも人生にプラスになるわけではない、
ということだ。
ましてや今は、入社後も
定年まで安泰でいられる時代ではない。
新型コロナウイルスにより、
会社が途中で倒産してしまうかもしれないし、
リストラのリスクもつきまとう。
また、これからの時代は、
転職しないで、
ずっとその会社に留まっている人の方が、
「優秀でない」と見なされかねない。
第一志望、第二志望にかかわらず、
今の環境に甘んずることなく
常に向上心を保つことが、
成長のつながるといことだろう。
<今日の名言>
春は空から そうして土からかすかに動く
長塚節
*長塚節は明治の歌人、
1915年博多区の崇福寺で荼毘に付される。
彼のような感性がほしいものです。
今日一日の人生を大切に!