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定年後は社長になって好きに働く ① vol.733

働き方改革関連法が

  昨年6月に成立した。

 

     残業時間の規制や、

 

  正社員と非正規社員の

    不当な待遇格差の解消、

 

高収入専門職の労働時間の規制除外

                 ――といった内容で、

 

日本の労働慣行の

大きな転換点となったようだ。

 

働き方改革関連法が成立して、

まだ1年にも満たないが、

 

今まで年中無休のデパートが

休みになったり、

 

企業の管理者が

有給休暇を取得したりと、

確かに世の中は変わってきた。

 

実は働き方は人間の寿命にも

    大きな影響を与えるという説がある。

 

米コロンビア大学ビジネススクールの

シーナ・アイエンガー教授の著書

「選択の科学」にそのことが書いてある。

 

 

この本は名著であるので

ぜひ読んでほしい。

 

英ロンドン大学の長年にわたる

研究プロジェクト、

「ホワイト・ホール・スタディー」

が基になっている。

 

この研究は英国の20歳から64歳の

     公務員男性約1万人を対象とし、

 

さまざまな階層に所属する公務員の

健康状態を追跡して比較したものだ。

 

調査の結果、

地位の高くない職業階層の

心臓病発症などによる死亡率が、

上級職の3倍も高いという事実が判明した。

 

さらにいえば、

階層が上がっていくほど、

平均寿命が延びるという。

 

著書によれば、その理由は、

 

「選択の自由度に対する認識が

   健康に大きな影響を及ぼす」

 

からだそうだ。

 

つまり、自分で物事を判断できる

権限が大きいほど健康に良い影響を

与えるということになる。

 

地位が高い人は責任も重く、

大きなストレスを抱えることは間違いないが、

 

それ以上に自分で考えて

判断することができる、

 

選択の自由を持つことの方が

健康上のメリットが大きいということになる。

               つづく

 

今日一日の人生を大切に!

 

 

トンビ博士

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