Categories: 一般教養・雑学

ロケットエンジンを搭載した光陰矢の如し vol.666

 

◇ 年末が近づくとにつれて、

  「もう、一年が経つのか・・・」と、

 

     時の流れの早さに驚いている人も

     多いだろう。

 

時間が過ぎるのが早く感じる理由として、

最も有名なものに、

 

フランスの哲学者ポール・ジャネが発案した

「ジャネーの法則」がある。

 

「生涯のある時期における時間の

  心理的な長さは、年齢に反比例する」

 

つまり

「年齢を重ねると体感時間が短く感じる」

というものだ。

 

◇ 例えば、50歳の人間にとって

    1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、

    5歳の人間にとっては5分の1に相当する。

 

よって、50歳の人間にとっての10年間は

5歳の人間にとっての1年間に当たり、

 

5歳の人間の1日が50歳の人間の

10日に当たることになる。

 

◇ ことわざでは単に

 「光陰矢の如しといわれ、

 

月日の経つ早さを、

矢の飛んでいく速さにたとえられているが、

 

ジャネーの法則によると、

時間の過ぎる速さは、

 

年齢に比例して加速する、

ということになる。

 

光陰矢の如しの矢は、

 実はロケットエンジン搭載の

ミサイルのようなもので、

飛んでいるうちにどんどん加速していく。

 

◇ この要因のひとつとして

 「生活に新鮮味がなくなる」

  ということがあげられる。

 

子供の頃は毎日新しい経験や発見をする。

 

しかし、大人になると、

 

毎日同じような日常の繰り返しに

慣れてしまうことで、

 

時間の流れを早く

感じるようになるのだろう。

 

◇ マンネリから抜け出すには、

    通勤経路を変える、

    いつもより早く起きる、

    普段より明るい声で挨拶する など、

 

新しいことに目を向けてみると

良いかもしれない。

 

新鮮味を感じる充実した

毎日を過ごせるよう努めないと、

 

いつのまにか矢が加速して、

 

アット言う間に人生が

終わってしまうことになりかねない。

 

そうならないためにも、

来年こそは、今までに経験しなかったことに、

積極的に挑戦してみてはいかがだろうか。

 

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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