◇ そこで気になる動きが、
北朝鮮とロシアとの間で
最近行われた安全保障協議の内容だ。
情報筋によると、
「米からの攻撃を含む
朝鮮半島有事の際には、
ロシアはどのような形で
北朝鮮を助けるのか」
という内容について細かく詰めたと
伝えられてきた。
それに加えて、どうもロシアは
事前に中国政府とは
詳細について詰めており、
中国とは対立ではなく、
協調を選択したようだ。
◇ その “中ロ協議” をベースに、
GSOMIA継続で日米韓同盟に
残留したように思われている韓国に、
再度、北朝鮮カードとともに、
朝鮮半島統一というカードを散らつかせて、
強力にRed Teamへの参画を
働きかけているようにも見える。
そして、文政権内の対日米強硬派の中には、
この “お誘い” になびきそうな
強い動きがあるようだ。
◇ 2019年の東アジアの状況を
まとめてみると次のようになる。
・韓国は日本より北朝鮮と
良好な関係を持っている
・ トランプ大統領は韓国の文在寅大統領より
北朝鮮の金正恩から話を聞くのを好んでいる
・中国の習近平国家主席は笑いが止まらない
・金正恩氏はまだ軍縮に取り組んでいない
これらをまとめると、
1番得しているのは中国。
2番目に得したのは北朝鮮。
北朝鮮包囲網を文在寅大統領が破壊したため、
3番目に得をするのは日本。
文在寅大統領がアメリカを怒らせて
【墓穴】を掘ったため、
1番の負け組は、 韓国
というわけで、
文在寅大統領のおかげで
日本は救われた。
それでも、
「結局一番得をしたのは習近平だ」
という視点を、
忘れずにもっておくべきだろう。
2020年は、
さらに荒れそうだ。 完
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