Categories: 世界情勢

GSOMIA継続でも消えない懸念 ①     vol.662

 

◇ 期限直前になって条件付きで

    GSOMIAの継続を発表した韓国。

 

    アメリカからの強い継続要求を

     呑んだ形だが、

 

ここに至るまでに広がった

日米両国と韓国の溝は、

 

北東アジアの情勢に,

今後、大きな影響を与えることになる。

 

◇ 11月23日午前0時の

    日韓GSOMIA 破棄期限の直前、

 

    急転直下、韓国大統領府は、

    GSOMIAの継続を発表した。

 

 いつも通り、

  “国際情勢のために”  とか

  “米韓同盟のために”  といった

 自画自賛的な言い訳が並び、

 

日本が韓国に対して発動した

輸出管理や徴用工問題を巡る対応を

非難するという点は今までと変わらないが、

 

一応表向きには混乱は免れたとの

論調が目立った。

 

◇ 日本はその判断を

  『韓国が常識的な範囲に留まった』と評価し、

 

    米国も『韓国の判断を歓迎する』

     発表はした。

 

だが、日米韓の間にできてしまった

決定的な溝は埋まりそうにはない。

 

◇ GSOMIA騒ぎが一段落したかと

    思われた直後、

 

     日韓の言い分の違いが明らかになり、

     まだまだ混乱は収まっていない気配だ。

 

日本が韓国に突き付けた輸出管理について、

日本は緩める意思はないようだし、

 

韓国も「GSOMIAはいつでも破棄できる」

と息巻いている。

 

◇ トランプ政権は一応

     韓国政府の判断を歓迎したが、

 

実際には韓国政府の対応には

激怒しており、

 

在韓米軍の縮小、

そして完全撤退までに言及するなど、

 

米韓関係は崩壊していると

言っても過言ではない。

 

◇ 聞くところによると、

   会合も開始早々物別れに終わり、

 

アメリカの特使が激怒して

会議をやめてしまうなど、

 

GSOMIAの運命がどうであれ、

もうアメリカが韓国に安全保障上の

信頼を置くことはなくなったようだ。

 

  そんな動きを察知してか、

      ここにきて北朝鮮が賭けに出た。

 

11月28日に日本のEEZの外側に向けて

ミサイル発射実験を強行した。

 

発射されたミサイルと思われる物体は、

いったい何だったのか?

 

また短距離弾道ミサイルだったのか?

 

それとも最近流行りのSLBM

(潜水艦から発射されるもの)だったのか?

 

いずれにしろ、トランプ大統領の

「ロケットマン」発言から察するに、

すでに堪忍袋の緒が切れた事態のようだ。

             つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

 

トンビ博士

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