◇ 10月22日、
即位礼正殿の儀が行われた。
11か国の国王、50か国近い国の
大統領が参加した。
国王がこられなかった国は、
王太子を送った。
大統領がこられなかった国は、
副大統領を派遣した。
しかし、希望の同盟国アメリカは、
ペンス副大統領が出席を取りやめ、
チャオ【運輸長官】が参加した。
アメリカは、露骨に
「日本軽視」を示すことで、
日本への憤りを表した。
しかし、問題は、
「日本政府は、
そのことに気がついているのか?」
ということ。
その後も、安倍内閣は、
中国への接近をつづけている。
この行動が日米同盟を破壊する、
破滅的な間違いであることに
気がつかないのか …。
◇ さらにいえば、
日ロ関係も悪化している。
理由は、日本政府が再び、
金儲けよりも領土問題の話を中心にしたためだ。
日ロ関係は複雑に見えるが、
実はシンプルな原則がある。
原則1:領土の話をすると、
日ロ関係は悪化する
(4島でも2島でも同じ)
原則2:金儲けの話をすると、
日ロ関係はよくなる
安倍総理は、昨年の11月から、
金儲けの話より「島返せ」の話を
重視するようになった。
それで日ロ関係は冷え込んできた。
ちなみにロシアから即位礼正殿の儀に
参加したのは、ウマハノフ上院副議長だ。
こちらも、日本軽視がはっきりしている。
そして日韓関係、これはいうまでもない。
◇ というわけで、日本は現在、
日米、日ロ、日韓関係を悪化させている。
これは、中国の思惑通りではないか。
中国の反日統一共同戦線戦略が
功を奏しているということだ。
特にアメリカとの関係を
悪化させていることは致命的だ。
◇ 今 日本は、アメリカを離れ、
「100万人のウイグル人を
強制収容所に閉じ込めている」
そんな中国に接近している。
1930年~40年でいえば、
「イギリスを離れ、
ナチスドイツに接近している」
という史実と同じ状況だ。
◇ 安倍総理は2016年末までは、
「偉大な宰相」として、
歴史に名を残す可能性がとても高かった。
しかし、今、中国に接近することで、
「日本をまた敗戦させた残念な首相」
になろうとしている。
だが、今からでも
「偉大な首相」に
なることは可能だ。
中国を挑発する必要はないが、
もっとアメリカ重視の姿勢を示してほしい。
そして、「希望の同盟演説」は、
口だけでなかったことを証明してほしい。
安倍総理が言うように、
アメリカと日本は力を合わせれば、
もっといい世界になるのではなかろうか。
それしか日本には進む道はない。
完
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