高齢化は日本のシステムを崩壊させる時限爆弾 ④ vol.656

 

◇ これから年金が減額されていき、

    消費税10%の施行により

 

高齢者はもっともっと追い込まれていく。

 

「資産がなければ、定年もない」

 

今、日本では定年の引き上げが

議論されているのだが、

 

定年が何歳に引き上げられても

「十分な金融資産」がないのであれば、

 

定年はない。

 

政府はこの十分な資産を

2,000万円」と試算した。

 

◇ 本当に2,000万円が

    必要かどうかは、

 

その人の老後の生活レベルを

どこに保つのかによって違ってくるが、

 

いずれにしても年金だけで

何とかしようとするのは

無理な時代になってきている。

 

とすれば、十分な金融資産を

持たない人には「定年」という概念など

意味がなくなってしまったと気づくべきだ。

 

高齢者は老後を支える

金融資産を持っていない限り、

 

死ぬまで働かなければならない

ということなのだ。

 

   No Asset No Retire
(資産がなければ、定年もない)

 

そういうことだ。

 

◇ もっとも、エスタブリッシュメント

    (支配階級)でもない限り、

 

    高齢者が就ける仕事で

    高収入な仕事などない。

 

生活の足しにはなるかもしれないが、

生活を潤すほどの収入にならない。

 

年金を支えるべき若年層が減り、

さらに貧困化している。

 

「年金を増やせ」と

デモしたところで意味がない。

 

◇ 今の年金制度は賦課方式である。

 

つまり、現在の現役世代が払った税金を

現在の高齢者に支給する方式だ。

 

ところが今、年金を支える若年層が

減っている上に貧困化している。

 

それだけでも年金制度が

このまま維持されるわけがないことがわかる。

 

◇ 日本の高齢化は、

 

 日本の現在のシステムを崩壊させる

 時限爆弾だったのだ。

 

それが今、時間の経過とともに、

次々と炸裂している。

 

イノベーションの喪失,

活力の低下

内需の低下    

 

高齢化によって年々ひどくなっていく。

 

201910月からの消費税10%の引き上げは、

「給料は上がらずに税金負担が上がる」ため、

 

最終的にますます日本から活力を奪って

貧困を加速させるものになる。

 

令和のこれからの20年、

 

つまり、

団塊の世代がこの世から

いなくななるまでの20年間は、

 

本当に悲惨だ。

 

覚悟はできているだろうか?   

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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