おかしなタイトルの本「日本の生き筋」② vol.641

 

◇ 日本人の多くが

  「お先真っ暗な日本の未来」

   というビジョンを共有している。

 

    その第一の理由は

  「少子高齢化」である。

 

日本人の多くが「少子高齢化」

「絶対に解決できない問題」

と認識しているからである。

 

しかし、著者はそう思っていない。

 

◇ 世界を見渡せば、

   「出生率を劇的に上げた例」がある。

 

    それは、ロシア である。

 

1999年頃のロシアの出世率は、

 1.16 だった。

 

ところが年毎に上昇し、

2015年に 1.75 と記録更新。

 

新生ロシア史上、最高値だった。

 

どうやって出生率を上げたのか?

 

その秘密の一つが、

子供を二人産んだ家族は大金がもらえる

「母親資本」制度である。

 

◇ 2015年の母親資本額は45万ルーブル、

    日本円で90万円程度。

 

日本人の感覚では大金ではないが、

ロシアの田舎では家が買えるほどの

大金である。

 

この制度が唯一の理由ではないが、

子供を産む「大きな動機」になっている。

 

◇ この制度を日本に導入した場合、

     たとえば、

 

「三人子供を産んだ家庭には、

   住宅購入資金2,000万円まで支援する」

 

としたらいかがだろうか。

 

一括で2,000万円ではなくてもいい。

 

◇ では、財源はどうするか。

 

住宅購入資金のローンを

2,000万円まで国が肩代わりする。

 

金利分も国が出すから銀行も安心。

 

出生率が劇的に高まって

日本の未来は安泰、という案である。

 

政府は迷うことなく、

こういった支援の検討を開始してほしい。

 

他にもいい話がいっぱいある。

 

ぜひ、一読してほしい。 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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