◇ 日本人の多くが
「お先真っ暗な日本の未来」
というビジョンを共有している。
その第一の理由は
「少子高齢化」である。
日本人の多くが「少子高齢化」を
「絶対に解決できない問題」
と認識しているからである。
しかし、著者はそう思っていない。
◇ 世界を見渡せば、
「出生率を劇的に上げた例」がある。
それは、ロシア である。
1999年頃のロシアの出世率は、
1.16 だった。
ところが年毎に上昇し、
2015年に 1.75 と記録更新。
新生ロシア史上、最高値だった。
どうやって出生率を上げたのか?
その秘密の一つが、
子供を二人産んだ家族は大金がもらえる
「母親資本」制度である。
◇ 2015年の母親資本額は45万ルーブル、
日本円で90万円程度。
日本人の感覚では大金ではないが、
ロシアの田舎では家が買えるほどの
大金である。
この制度が唯一の理由ではないが、
子供を産む「大きな動機」になっている。
◇ この制度を日本に導入した場合、
たとえば、
「三人子供を産んだ家庭には、
住宅購入資金2,000万円まで支援する」
としたらいかがだろうか。
一括で2,000万円ではなくてもいい。
◇ では、財源はどうするか。
住宅購入資金のローンを
2,000万円まで国が肩代わりする。
金利分も国が出すから銀行も安心。
出生率が劇的に高まって
日本の未来は安泰、という案である。
政府は迷うことなく、
こういった支援の検討を開始してほしい。
他にもいい話がいっぱいある。
ぜひ、一読してほしい。 完
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