親を尊敬しない日本人 vol.619

 

「尊敬するひとは誰ですか?」

     と問われたら、

     誰をあげるだろうか。

 

世界34カ国の小学生をを対象にした

「親を尊敬しているか?」

という調査結果がある。

 

それによると、

日本以外の33カ国では、

 

「はい」と答えた子供たちの平均は

 95%   であった。

 

では日本はどうだったかというと、

なんと、25%  でしかなかった。

 

日本人の場合、

親を尊敬している子どもたちは

世界的にみて極めて少ない。

 

◇ 日本の子どもたちからは、

    坂本龍馬や、野口英世などの偉人、

    錦織圭などのスポーツ選手が上位を占めた。

 

著名人や偉人など、

目標とする人物がいることで、

自己の向上心が芽生える。

 

だが、尊敬の対象は、

成長するにつれて変化していく。

 

◇ 我が命を授けてくれた親を

    尊敬しているかどうか、

 

子どもを持つ身にとっては、

子どもから尊敬される存在かどうかは

気になるところだが、

 

確率からすると、

トンビも落胆する方に

入ることは間違いないだろう。

 

◇ だが、ここで、

「親を尊敬する」ということが、

 

はたして子供にとって

いいことかどうかについて、

考えてみることにする。

 

◇ ほとんどの人は小さい頃から

   自分の親から教わった多くのことを

   正しいと思っている。

 

例えば、食生活や、お金の使い方や

仕事との向き合い方や

コミュニケーション方法について、

 

意識的にするせよ  無意識にするせよ

親の影響をものすごく受けて成長する。

 

親の教えが専門家の意見と違っていても

親の教えに従う人が多い。

 

◇ しかし、

   そうやって育ててくれた親を

   尊敬していない、

   その親を超えたいと思うのであれば、

 

親の教えは真に受けない方が

いいかもしれない。

 

なぜかというと、

親と同じ価値観で行動すればするほど

親と同じような人生になるからだ。

 

親が平均年収であれば、

子どもも平均年収になり、

不健康なのであれば不健康になり、

友達が少ないなら、

友達が少なくなったりする。

 

親と同じような価値観で生きた場合、

親よりお金持ちになったり、

健康になったり、

人間関係が良くなることは稀なケースだ。

 

◇ 親のレベルを超えて、

   もっと一流の高い結果を得るためには、

 

親の教えではなく、

一流の結果を出している人から学び、

 

その人から教わったことを

親の教育より優先させる方が

いいのかもしれない。

 

◇ そういった意味では、

    日本の未来は明るい。

 

尊敬する人物が、

歴史的な偉人であったり、

著名人であったりするからだ。

 

これからの日本を考えた場合、

親を超えていく若者が

多数出てきて欲しいと願うばかりだ。

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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