日本は年金ピンハネ天国 ② vol.610

「確定拠出年金」という

     巨大利権公的年金が、

 

    いかにキャリア官僚に

    食い物にされているか、

    ご存知の方も少ない。

 

「確定拠出年金」というのは、

      個人が加入して、

     運用まで行う「公的年金」ことをいう。

 

iDeCoという名称で、

国などが宣伝しているので

ご存知の方が多いはずだ。

 

この「確定拠出年金」は、

現在の公的年金だけでは、

 

将来年金額が不足(破綻)するのは

明らかであり、(大きな声では言えないが)

 

公的年金に頼らず、

不足分は個人個人で年金を

積み立ててもらおうという

趣旨でつくられたものだ。

 

加入は自由で、

掛け金も自分で自由に決められ、

税制上の優遇措置もある。

 

◇ だが、この確定拠出年金には

    実は、大きな落とし穴がある。

 

手数料が異常に高く設定されているのである。

 

まず、確定拠出年金に入った場合、

口座開設手数料として

2,777円 払わなければならない。

 

また毎月の手数料も

数百円から数千円かかる。

 

実はこの手数料の大半は

国の機関が分捕っている。

 

口座開設手数料2,777円と

毎月103円の口座管理費を

「国民年金基金連合会」という

機関が徴収している。

 

だが、「国民年金基金連合会」

支払っているこの手数料がなぜ必要なのか、

まったく意味がわからない。

 

◇ 確定拠出年金は、

    窓口となっている金融機関が、

 

掛け金の預かり、運用の手続きなど

すべてを行なう。

 

「国民年金基金連合」が行なう

業務などはほとんどない。

 

にもかかわらず、

開設時に3,000円相当と、

毎月103円も取っている。

 

これは、ピンハネ以外の何モノでもない。

 

◇ 確定拠出年金は、

    加入することによって

    平均で12万円の節税にはなる。

 

しかし国と金融機関への手数料が

年間数千円かかるので、

節税額の半分くらいが手数料で消えてしまう。

 

しかも、確定拠出年金は給付時にも

手数料がしっかりかかる。

 

給付時に取られる手数料は、

給付1回につき432円だ。

 

これも「国民年金基金連合」

吸い上げられる。

 

国がピンハネしている

手数料の受取先である

「国民年金基金連合」というのは、

 

厚生労働省などの

天下り先になっている機関だ。

 

つまり、霞が関の官僚たちの

天下り先にお金を回すために、

 

「確定拠出年金」は手数料を

異常に高く設定しているのである。

 

◇ 将来不足するであろう年金を

     補うために国民が自分で年金を

     積み立てるように作った制度でさえ、

     役人はピンハネしているのである。

 

しかも、一人一人から

年間1,200円以上とっており、

その額はかなり巨額となる。

 

もし1,000万人が加入すれば、

120億円という巨額な金額となる。

                                     つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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