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リスクヘッジのたの日本脱出 vol.608

◇ 老後資金2000万円不足問題が

    連日メディアで賑わしている。

 

しかし、ジム・ロジャーズ氏は

彼の著者「日本への警告」で、

 

「年金をあてにしている人は甘い」

と警句する。

 

日本政府が今後も紙幣を

刷り続けるのであれば、

日本円の価値は相対的に落ちるからだ。

 

年金も、額面として受給できたとしても、

その価値は保証されたものではない。

 

「日本人は、財政破綻した旧ソ連による年金が、

   急速なインフレに伴いほとんどの価値を

   失ったことを思い出すべきだ」

 

◇ 日本が財政赤字の問題と少子化対策を

    長年放置していたツケは大きい。

 

年金はマクロスライド形式で

その時の経済状況に応じて

支給額の調整がある上に、

 

その時の日本円の価値がわからないので、

それをあてにし過ぎるのは危険だと彼は言う。

 

◇ また、

50代の日本人は国外投資に目を向けよ」

    とも言う。

 

50代は子どもの教育費にも

ひと段落つき、

 

本格的にリタイアのことを

考える世代だからだ。

 

50代に日本国外に投資をすることは

これからきわめて重要になる。

 

日本国内にほとんどの資金を

保有している日本人は、

 

早急に資金を海外に移すことを

真剣に考えたほうがいいのかもしれない。

 

◇ また、海外移住も検討すべきと彼は言う。

 

もし日本で自宅を購入しているのであれば、

売却をして海外に移住するか、

資金を移すこと。

 

しかし、昔の考え方で凝り固まった

日本人には難しいことかもしれない。

 

  一般の人々がこのような危機を感じるには、

      まだしばらく時間がかかるだろう。

 

そうであれば、まずは日本で

今の仕事を続けながら、

 

他の国を訪れてみることから

始めてはどうだろうか。

 

たとえば日系人の多い

ブラジルのような国に。

 

現段階では、日本円は

ブラジルレアルに比較して高いから、

日本人はブラジルで豊かに過ごすことができる。

 

これが20年後になると、そうはいかない。

 

◇ 日本は今後、国力が低下し、

    日本円の価値は今後下落するうえ、

    老齢化により身動きがとれなくなっていく。

 

別にブラジルでなくとも構わないが、

日本にとどまっている人々は、

 

できるだけ早いうちに海外に身を置くことを

経験しておいたほうがいい。

 

◇ もちろん、日本にいる友人、仕事関係者、

     世界一美味しい食事、温泉など、

 

日本の素晴らしい生活習慣を捨てて

海外に出るのは、大きな葛藤があるだろう。

 

だが、世界は広く、

反対に日本よりも優れている点も

他の国にはある。

 

例えば、子どもの教育、住宅事情、

ビジネス環境、金融サービスなど。

 

他の日本人が内向きになっているからこそ、

外に出る日本人には

チャンスを掴む可能性が高まる。

 

◇ シンガポールに住む欧米人や

    中華系の多くは資産を

    複数の通貨に分散し、

 

金融機関も複数の国を利用し、

数カ国の社会保障制度に

加入している人も多い。

 

そうすることによって1つの通貨や国から

リスクヘッジをすることができるからだ。

 

20代の若者は、できるだけ早く

日本から脱出した方がいい。

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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