◇ 確かに、蔡英文氏は女性であるが故に
様々な攻撃をされてきた。
台湾の中国寄り女性タレントが
美醜を持ち出して
蔡英文を攻撃したこともあった。
そのたびに蔡英文氏は
冷静に対応してきた。
台湾の女性タレント張瑞竹が、
蔡英文総統を侮辱するようなコメントを
フェイスブックで投稿。
その内容はというと、
蔡総統は見た目も残念、
スタイルも残念な女。
彼女は毎日何もせず、
ただ向かいに住んでいるイケメンに
犯されると毎日叫んでいる。
というもの。
なかなか辛辣な内容だ。
この中に出てくる
「向かいに住んでいるイケメン」
とは誰かというと、
なんとお隣の国の
「習近平」を指している。
蔡英文がもしも男性だったら、
このような余計な攻撃は
受けずに済んだことだろう。
◇ 2016年、中国の新華社通信系列の
ニュースサイトが、蔡英文のことを
独身女性の政治家として、
蔡には愛という感情面での負担、
家族という制約、子どもという心配事がない。
彼女のやり方や戦略は
時に感情的で個人的で極端だ。
と評論した。
それに対して、
アメリカのワシントン・ポストは、
この論説が、蔡について
何も伝えていない一方で、
中国政府には
『性差別やシングル・シェイミングが存在する』
ことは伝わった。
として、批判した。
♦シングル・シェイミング :
独身であることを恥だとして批判すること
◇ まったく意味のない中傷だ。
2020年1月に予定されている
台湾総統選挙は、
与野党ともに立候補者はほぼ出揃った。
元行政院長の頼清徳の支持者たちは
なおも不満を抱えているが、
頼氏本人は「負け」を認めており、
今後は蔡支持を表明していくと言いながら
トランプ大統領からの支持表明はない。
そうなると、親密ぶりを
アピールしたのが仇となり、
うさんくさい奴との印象を
もたれることになるだろう。
◇ これらのゴシップを含めて、
2020年の台湾総統選挙は、
中国にとっては「内政問題」であるから、
外国がやたらに口をだせば
「内政干渉」するなと攻撃されることになる。
しかし、この選挙はすべての人類に対して
民主か独裁かを問う選挙だとトンビは考える。
そのため、台湾に対して、
世界各国の積極的な干渉を呼び掛けたい。
完
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