Categories: 一般教養・雑学

大麻(マリファナ)を吸わなくてもハイになる方法 ④       vol.513

 

◇ 2018年9月、世界中の人々を

    驚かせたニュースがあった。

 

飲料メーカー世界トップである

コカ・コーラが、

 

医療用マリファナの成分が入った

飲料への参入を検討するというのだ。

 

医療用の成分なので、

飲んだら多幸感でいっぱいになる飲料を

目指しているわけではない。

 

しかし、アメリカの

マリファナ・ウォッチャーが

裏側でひそかに言っていたのは、

次のようなものだった。

 

「最初に医療用マリファナで

   足がかりを持ち、

   マリファナ飲料を研究・開発し、

   最終的には多幸感が味わえる

   娯楽用マリファナの成分が入った飲料を

   出すのが目的ではないのか?」

 

それが噂で終わるのか、

それとも本当の話だったのか分かるのは

十数年後になるのかもしれないが、

 

そういう意図がコカ・コーラに

あったとしても不思議ではない。

 

そうなれば、コカ・コーラの

市場価値もさらに上がるだろう。

 

◇ 実は、大手飲料メーカーが

    マリファナに目を向けたのは

    コカ・コーラが最初ではない。

 

はじめにマリファナを取り込む動きを

大胆に見せたのは、

 

ビール会社

コンステレーション・ブランズである。

 

この企業は日本では

ほとんど名前を聞かないが、

 

アメリカでは「コロナ」や「モデロ」

などを製造するビール会社として、

バドワイザーと同じくらい人気がある。

 

他にもギネスビールがマリファナ飲料に

参入するのではないかと言われている。

 

こうした流れが本格化したら、

ビール会社も炭酸飲料会社も

マリファナ成分入りのドリンクを出すのは

当たり前の流れになっていくだろう。

 

◇ この動きを見て、

   いよいよ重い腰を上げた産業がある。

 

   タバコ産業 だ。

 

2018年12月、フィリップモリスを擁する

世界最強のタバコ企業

「アルトリア・グループ」は、

 

マリファナ企業クロノス・グループの

株式を45%を取得して

買収することを発表している。

 

タバコ企業アルトリア・グループは

紙タバコから電子タバコの移行が

思ったほどうまくいかず、

 

もたもたしているスキに

新興勢力であるJUUL(ジュール)に

電子タバコの利益をかっさらわれる

という醜態を晒している。

 

◇ こうした追い詰められた中で

   アルトリアはマリファナに目を向けている。

 

いよいよ「タバコ」

「マリファナ」と出会ったのだ。

 

今後、タバコは先進国で次第に吸われなくなる。

 

しかし、人類は嗜好品を簡単に捨てたりしない。

 

奇妙なことに先進国では

タバコを拒絶しながら、

 

かつては危険なドラッグだと

拒絶していたマリファナを

受け入れるようになっている。

 

アメリカではタバコとマリファナの

ポジションが入れ替わろうとしているのだ。

                                        つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

Recent Posts

中国人の歴史認識⑫  vol.1121

◇ 抗日戦争中、  …

12か月 ago

中国人の歴史認識 ⑪ vol.1120

◇ 今日、中国の人々は、 &n…

1年 ago

中国人の歴史認識⑩ vol.1119

◇ 現代の日本人にとって、 &…

1年 ago

中国人の歴史認識⑨  vol.1118

◇ 中国の歴史的記憶の中で、 …

1年 ago

中国人の歴史認識⑧  vol.1117

◇ 1931年9月18日 &n…

1年 ago

中国人の歴史認識⑦ vol.1116

◇ 中国で歴史が語られる場合、…

1年 ago