◇ 2018年12月、ニューヨーク州の
アンドリュー・クオモ知事は、
娯楽目的のマリファナ使用を
2019年中に合法化すると発表している。
「これは2019年の最優先課題の1つになる」
とクオモ知事は言った。
◇ なぜ、クオモ知事はマリファナ合法化を
他のすべてに優先して取り組むのか。
なぜなら、
マリファナを合法化することによって、
マリファナに惹かれる観光客が
群れをなして集まり、金を落とし、
それがニューヨーク州の貴重な
観光資源にも税収にもつながるからだ。
アメリカは、
同じような「税収増加」を見込んで、
ワシントン州、オレゴン州、ネバダ州、
カリフォルニア州、コロラド州、バーモント州、
メイン州、マサチューセッツ州、
そして首都ワシントンまでが、
娯楽用のマリファナを解禁している。
これらの州がマリファナで税収を
増大させることに
成功しているのを見ているから、
クオモ知事はニューヨーク州での
マリファナ解禁を急いでいると言える。
◇ 医療用のマリファナは、
娯楽用よりもさらに広範囲で
合法化されており、
すでに30州が取り入れている。
そしてアメリカは、2018年12月、
「ヘンプ」と呼ばれる産業用の
マリファナを規制物質法の対象から外し、
大規模栽培を認める法案を
上院・下院ともに可決している。
産業用のマリファナは、
衣類にも使われるし、肥料にも使われる。
食品にも使われるし、美容にも使われる。
あらゆる用途で使い道が広がっている。
マリファナは「売れる農産物」だ。
これを合法化することによって、
アメリカの農家はより稼ぐことが可能になる。
つづく
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