◇この民労総は、2016年からの
反朴槿恵デモである「ローソク革命運動」
を主導した親北団体であり、
文在寅政権の誕生にも一役買っている。
ところが昨年末くらいから、
文在寅政権を糾弾するような運動を
展開し始めている。
<ローソク革命>
2016~17年に韓国で起こった政変。
職権乱用・機密文書漏洩・収賄
などの疑惑が発覚した朴槿恵(パククネ)
大統領に対して退陣を求める
大規模なデモが発生。
同大統領は弾劾訴追を受け、
2017年3月に失職した。
デモ参加者がローソクを持って
集まったことから「ローソク革命」
と呼ばれる。
◇ 昨年12月に
「2018全国民衆大会」が開催されたが、
その主催者「民衆共同行動」は、
民労総をはじめとする50余りの
市民団体が5月に結成した団体で、
3年前に当時の朴槿恵政権を批判した
民衆総決起闘争本部の後身であった。
◇この大会で民労総の委員長は、
「弾劾の木槌を叩いた国会が
ローソク抗争以前に世の中を
戻そうとしている。
財閥には長時間労働と安い賃金を、
労働者には過労死を与えている」
「政府・与党は協治という美名の下に、
積弊残党、財閥と両手を組んで
ローソク精神に逆行しようとしている」
などと、 文在寅政権を批判した。
◇ いまやトランプ大統領、
金正恩委員長、安倍首相から
完全に信頼されなくなった文在寅大統領。
その外交のごたごたが
国内政治に跳ね返り、
韓国経済の低迷と政治の混乱を招き、
国民からの支持率低下を招いている。
「事大主義」と「コウモリ外交」は
朝鮮半島の歴史的伝統であるが、
そこから脱するために北朝鮮は
主体思想を掲げているだけに、
韓国の狼狽ぶりが一層引き立っている。
事大主義 : 強い主義に付き従うという考え方
コウモリ外交 : 二股外交 八方美人的な外交
◇ 島の日本と陸の中国に挟まれている
朝鮮半島にトラブルが多いことについては、
地政学的理由から分析されることが多い。
海の勢力からも大陸諸勢力からも
「通路」として利用されるため、
争乱が多いとも言われている。
いままで日本の対外戦争も
たいてい朝鮮半島がからんでいる。
◇ 韓国における反日パフォーマンスは、
日本でもよく報じられているが、
日本以外の国はたいてい「またか」ぐらいで、
ほとんど気にしていない。
日本では韓国と断交すべき
という声まであるが、
挑発の罠に嵌らないほうが
いいという意見もある。
◇ いずれにせよ、
外から相手にされなくなると
内ゲバに変わるのが必至の国だ。
日韓合邦時代の反日・抗日の
指導者たちはほとんどが政敵によって
暗殺されてしまったため、
戦後の韓国建国で李承晩が
政権を握ることが出来た。
その後は同じ民族同士の殺し合いである
朝鮮戦争が起こった。
そして現在は日米からも北朝鮮からも
距離を置かれるようになっている。
韓国経済の破綻も噂されており、
何が起こるかわからない。
文在寅政権の終焉は
意外と早いかもしれない。 完
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