◇ 寿命が自然につきるまで長生きしたい人は、
永遠に資産がゼロにならないように
自分で仕組みを作るしかない。
特に難しいことをする必要はない。
普通のサラリーマンが極限まで節約して
何とか貯金できるのは、
5,000万円ぐらいが限界
ではないかとトンビは思っている。
一部のエリートサラリーマンは
「たかが5,000万円なのか」と
鼻でせせらわらうかもしれないが、
大多数のサラリーマンは退職金を含めても
貯金が5,000万円には至らないことも多い。
人は金のみで生きているわけではないので、
資産がいくらだろうとその多寡は特に関係ない。
他人がどれだけ自分より多いかが
問題ではなくて、
自分がいくら持っているかが問題だ。
◇ 仮に何とか5,000万円の貯蓄を
積み上げることができた人は、
「年金と貯金5,000万円で飢えて
死なない程度には何とかなる」
とトンビは考えている。
たとえば、5,000万円を3%以上の
配当の優良企業に投資しておけば、
年間150万円、20%の税金を引かれても
120万円 が毎年入ってくる。
これは月にして10万円になる。
これに年金を足して、
その範囲で生活していれば
元手の5,000万円は
永遠に減らないのだから、
何も問題が起きない限り
永遠に困らないことになる。
普通にしていれば金が切れない
仕組みというのは、
「5,000万円以上を3%で回す」
ことで実現できるのである。
◇ 仮に、インフレが起きたらどうなるのか。
優良企業の株式はインフレが起きたら
配当額もインフレに合わせて増えていくので、
いずれはインフレに合わせて
配当額が増えていく。
おまけに配当だけでなく、
長期で見れば株価も上がるので
資産は期せずして上昇する局面もある。
そのため、老後を金の問題なしで
生きたいと思ったら、
日本人は5,000万円以上の貯金を
目指すことがひとまずの目標であると
言えなくもない。
5,000万円の貯金が現実的だと考える人と
非現実だと考える人の2つに分かれると思うが、
5,000万円が用意できるかできないかは。
今の世の中で老後を考える「ひとつの数字」
であるというのを意識するのは重要だ。
定年までまだ時間のある方は、
まずはこの数字を目指してはどうだろうか。
完
今日一日の人生を大切に!