◇ 南北の友好ムードの高まりを受け、
韓国人の70%が金正恩に
好感を持っているという調査結果を
『文化日報』が伝えた。
そしてその調査結果を裏付けるような
出来事が昨年起こった。
◇ ソウルの中心部で
「金正恩を礼賛する親北団体の結成集会」
が白昼開かれ、
驚いたことに、集会では
「金正恩!」
「マンセー(万歳)!」
という北朝鮮を激賞する言葉が
連呼されたと言う。
集会の場所から大通りを挟んで
100メートル先には米国大使館がある。
大胆不敵と言えばそれまでだが、
文在寅政権でならあり得ないことではない。
「いくらなんでも、
ソウルのど真ん中で
北朝鮮万歳!、金正恩万歳!
はないだろう」と思っていたが、
それは幻でもなく、
白昼堂々と叫ばれたのである。
しかも、このような「あり得ない」集会を
保守派が批判しても、当局は目をつむり、
親北団体の結成や集会は野放し状態
というから、もはやお手上げである。
◇ 韓国のマスコミは日本における、
在日韓国・朝鮮人の排撃を掲げて
デモすることを警察当局は
許可していると非難するが、
トンビから言わせれば、
“自分の国は一体どうなっているんだ!”
と聞き返したい。
なぜ、朝鮮戦争で民族分断を
招来し血を流したのか、
その責任は「先制攻撃を仕掛けてきた金日成」
ではなかったのか。
そして韓国政府は「民族分断に加担した中国」
のことは一切言わない。
◇『労働新聞』(2018年9月21日号)に
白頭山で文在寅大統領夫妻と金正恩夫妻
の写真が1面を飾っているが、
文在寅は北朝鮮が革命の聖山と
宣(のたま)う白頭山で、感極まってしまい、
金正恩を称える言葉を発してしまったから、
韓国内で自分以外の者が同じようなことを
言っても取り締まれないのかもしれない。
◇ 今後、南北の有効ムードはさらに高まり、
その一方で反日感情は今までになく激昂して、
その緊張状態が長く続けば、
日韓は一線を越える可能性もありうると、
トンビは懸念しているところである。
徴用工、レーダー照射等の問題も含めて、
できるだけ早く政治的に
解決するほうが懸命だと思う。
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