◇休日も心が仕事から解放されない緊張状態は
「テレプレッシャー(telepressure)」と呼ばれ、
「部下は上司に即レスすべし」
「従業員は顧客に即レスすべし」
「深夜や休日にレスしない社員
=ダメな社員」
といった暗黙のルールが存在する
企業に勤める人ほど、
テレプレッシャーは高まる。
◇ ノーザンイリノイ大学の
ラリサ・K・バーバー博士らの調査では、
強いテレプレッシャーを感じている
労働者の 睡眠の質は低く、
「仕事に行こうという気にならない」
「自分は電池切れのように感じる」
「集中できない」といった傾向が強い。
◇ また、バージニア工科大の
研究チームの調査では、
父親が高いテレプレッシャーを感じていると、
家族の幸福感が低下することもわかった。
ただでさえ、現代の仕事は
精神的緊張を強いられがち。
職場ではひたすらパソコンの画面を見つめ、
時間的なプレッシャーに晒され無駄話もせず、
黙々と仕事する…
プレッシャーだらけの24時間を
強いられているのが、現代の労働者なのだ。
◇精神的緊張で疲弊した心が
元気を取り戻すには、
十分な睡眠に加え、
家族や友人とおしゃべりを楽しんだり、
美味しいものを食べたり、
映画やテレビをボ~ッとみたり、
趣味に没頭したり…
といった時間が必要不可欠。
◇ たかがメール。
されど メール。
せめて週末だけでも
「デジタルデトックス」
をやってみてはどうだろうか。
週明けにメールを立ちあげたときに、
なだれ込む何百通ものメールに
うんざりするかもしれないが…、
それでもせめて
「つながらない権利」を、
主張してみてほしい。
今日一日の人生を大切に!