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稲森流人格を磨く方法 vol.414

 

◇ 京セラの創業者で経営のカリスマと

     呼ばれる稲盛和夫氏。

 

そんな彼が「魂を磨いて生きる」

お手本として名を挙げるのは、

 

 「二宮尊徳」

 

◇ 稲森和夫氏のベストセラービジネス書に

   『生き方』(サンマーク出版)がある。

 

 

この書籍の中で、稲森氏は、

 

「人格を練り、

   魂を磨いて生きることが大切だ」

 

と説いている。

 

そして、人格を練り、

魂を磨く方法としては、

山にこもり、滝に打たれるなどの

修行は必要ない。

 

俗世間で日々懸命に働くことこそが

大切だと説く。

 

その例として二宮尊徳を挙げている。

 

◇ 二宮尊徳は、生まれも育ちも貧しく、

    学問もない農民だったが、

 

朝から晩まで田畑でひたすら誠実、

懸命に農作業に努め、働き続けた。

 

ただひたすらに農作業に邁進した

ということによる能力で、

 

疲弊した農村を次々と再生させる、

という偉業を成し遂げた。

 

そして、ただひたすら農作業に

邁進したという業績で、

 

徳川幕府に登用され、

諸侯の中で殿中に招かれるまでになった。

 

その立ち居振る舞いは、

作法を習ったわけではないのに、

威厳に満ちていたという。

 

◇ 稲森氏は、この二宮尊徳の例を挙げ、

    田畑での精進が、

 自分でも意識しないうちに、

    彼の内面を耕し、人格を陶冶し、

 

心を研磨して、魂を高い次元へ

練り上げていったのではないか、

 

と考察している。

 

他人を騙そうとして働いたり、

なるべくサボりながら高い給料をもらいたい、

 

などと考えていたら、

もちろん人格を磨くことはできない。

 

◇ 貨幣経済においては、

     そもそも仕事とは労働をし、

 

     その対価として、

      誰かがお金を払ってくれるものだ。

 

「お金を払う」というのは。

「誰かの役に立っている」

ということになる。

 

役に立たなければお金を払ってはくれない。

 

その誰かの役に立つ行為を真剣に誠実に

やり抜いていく行為は、

人格を高めることにつながるものだと思う。

 

◇ ただお金のために働き、

    なるべく楽をしようとしていたら、

 

生活は堕落し、劣悪な人格者に

なるかもしれない。

 

しかし、困っている人の権利を守り、

困っている人を助けることに

全力を傾け続けるならば、

人格が磨かれていくものだと思う。

 

仕事を通し、

人生の修行をすることについて、

もう少し深く考えてみたいと思う。

 

<今日の名言>

「俺は、依頼に対して、全力を尽くして遂行する…

   そして、その結果に生じるすべての責任を追うのも、

   俺のルールだ…」(ゴルゴ13)

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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