◇ 人間はしばしば
他のものとの比較をしたがる。
比較の対象の代表例として、
平均値が挙げられる。
例えば、テストの点数や年収、
子供の成長速度などについて、
平均より上だと安心し、
下だと不安を感じる。
なぜ、平均値より下だと
不安を感じるのであろうか。
その背景には
「平均値=普通」という誤解がある。
実は、平均値は、
必ずしも「普通の値」を
表しているわけではない。
特に極端に大きい数値の人がいると、
大多数のの人は平均値より下まわる。
◇ 一例として、10人のテスト結果で
考えてみることにする。
10人のうち1人が100点で、
残りの9人が50点だとする。
この場合の平均点は55点となり、
10人中9人は、平均より下ということになる。
平均値の正確な意味を考えてみることで、
不必要な劣等感に苛まれることはなくなる。
何かと自分を比べて、
一喜一憂することはやめたほうがいい。
<今日の名言>
そのうち お金がたまったら
そのうち 家でも建てたら
そのうち 子供が手を放れたら
そのうち 仕事が落ちついたら
そのうち 時間のゆとりができたら
そのうち・・・・・
そのうち・・・・・
そのうち・・・・・と、
できない理由を
くりかえしているうちに
結局は何もやらなかった
空しい人生の幕がおりて
頭の上に 淋しい墓標が立つ
そのうちそのうち
日が暮れる
いまきたこの道
かえれない
(相田みつを ザ・ベスト 一生感動一生青春より)
今日一日の人生を大切に!