◇ 人間の気分というのもは、
その多くが周囲の環境に影響を受けている。
したがって、今いる環境が険悪になってしまったら、
別の環境に移動すればいい。
環境を変えることで、
気分のスイッチが切り替わるのだ。
例えば、
いつもミーティングルームではなく
役員会議室を使ってみる。
社員食堂やレストランで、
ランチでも食べながら打合せをしてみる。
天気のいい日は、会議を野外でやってみる。
など、など
◇ 中国の宋代に活躍した詩人点文学者の
欧陽脩(おうようしゅう)という人が、
いい考えが浮かびやすい場所として
馬上・・・・・・・・・・馬の上
枕上(ちゅうじょう)・・寝るとき、
厠上(しじょう)・・・・トイレの中
の3カ所を「三上」として上げている。
机の前でうなっているときよりも、
トイレやお風呂の中とか
散歩しているときなどに、
ふといいアイデアが浮かぶという
経験がある人も多いのではないか。
◇ 人間の脳の大脳辺縁系には、
記憶を担当する「海馬」という部位があり、
その海馬には「場所ニューロン」
という部分があるそうだ。
「場所ニューロン」は自分がいる場所を
移動すると活性化するという性質があると
言われている。
脳科学的でも、場所が変われば人は
リフレッシュして気分の切り替えができ、
脳が活性化することがわかっている。
落ち込んだとき、困ったときには、
積極的に場所を変えれば、
いままでにないいいアイデアが沸いてくるはず。
ぜひ、試してみてほしい。
<今日の名言>
敗北を語るな。
希望、信念、信仰、勝利、
といった言葉を使え。
ノーマン・ヴィンセント・ピール
(アメリカの牧師)
*日本にはむかしから「言霊」
という考え方があります。
言葉には霊力が宿っているため、
何気なく口にしたことがその通りになる。
だから言葉を大切にしなければならない。
できるだけポジティブな言葉を使いましょう。
今日一日の人生を大切に!