デートのときに座るべき席はどこ? vol.306

 

◇恋人とのディナー。

 

   今日はそんなときに役立つ

 

「デートのときに座るべき席の配置」

 

    についてお伝えする。

 

大切な恋人とのディナーで、

あなたはどんなことに一番

気を配っているだろうか。

 

ファッション、トーク、

レストランのチョイス等

確かにどれも大切なことだが、

心理学で重視されているのは

 

         「視  界」

 

どういうことかというと…、

 

話をしているときに、

 

「相手の瞳に何が映っているか?」

 

が大切だということ。

 

言いかえれば

「どんな配置で座って話をするか」が、

 

人間関係に大きな影響をあたえる

ということになる。

 

どこに座るか…、

 

そんなところにまで気を配れる人は、

デートの達人といえる。

 

なぜなら、座るポジションによって、

相手から嫌われたり、ケンカになってしまったり

ということが少なくなると、

心理学の実験で示されている。

 

◇ この視界のマジックは学者の名前をとって

  「スティンザー効果」 と呼ばれている。

 

スティンザー氏は、

 

「人はどういう配置で座っているとき、

                       どういう会話をするのか?」

 

をテーマに、長年にわたって

観察や実験を行ってきた。

 

その結果、一番口論が多くなってしまうのは、

相手の向かいの席であるという傾向が

明らかになった。

 

反対に、一番お互いに同調しやすく、

 

「そうだね!わかる、わかる!」

 

となりやすいのは、

 

相手の隣の席だということも

はっきり示されている。

 

つまり、向かい合って食事をするよりも、

カウンター席や丸テーブルなどで、

 

できるだけ横並びに座って話すのが、

短時間でデートが盛り上がる秘訣ということ。

 

   瞳はわがまま。

 

    正面を切って目の前にお互いが

    立ちふさがると、視界が自由じゃなくなる。

 

なぜなら、相手の顔を見て話すしか、

選択肢がない。

 

すると、感情の動きもかたくなになる。

その結果、

 

「僕はそう思わないかな」

 

「私は違うかも~」

 

というように、

おのずと反論しあう雰囲気になりがちになる。

 

一方、横並びに座っている場合、

 

視界は自由になる。

 

会話の流れによって、

横を向いてお互いを見つめあうこともできるし、

 

前を向けばお互いの姿が見えなくなって、

ちょっと休憩もできる。

 

好きなところを見て話せるわけだ。

 

それにともなって、

感情の動きも柔らかで自由になり、

リラックスでき、デートは共感しあえる

楽しい時間になりやすい。

 

だから、

視界に気を配ることは大切なことなのだ。

 

◇ ちなみに、もし相手とケンカをしてしまい、

    うまく仲直りしたいときにも同じことが言える。

 

面と向かって謝るよりも、例えば公園のベンチや、

横に座れるソファー、バーのカウンターなどで、

横顔に向かって謝るほうが許してもらいやすい。

 

隣に座るというのは、少し勇気がいるが

この心理学はビジネスや外交でも

有効に使われている。

 

対立してでも議論をするべきときには真正面に!

 

親密になりたい、友好を深めたいときには

隣に座ることが大切だ。

 

この「視線の心理学」を実践すれば、

今より人間関係を円滑にできるかもしれない。

 

ぜひ試してほしい。

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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