◇恋人とのディナー。
今日はそんなときに役立つ
「デートのときに座るべき席の配置」
についてお伝えする。
大切な恋人とのディナーで、
あなたはどんなことに一番
気を配っているだろうか。
ファッション、トーク、
レストランのチョイス等
確かにどれも大切なことだが、
心理学で重視されているのは
「視 界」
どういうことかというと…、
話をしているときに、
「相手の瞳に何が映っているか?」
が大切だということ。
言いかえれば
「どんな配置で座って話をするか」が、
人間関係に大きな影響をあたえる
ということになる。
どこに座るか…、
そんなところにまで気を配れる人は、
デートの達人といえる。
なぜなら、座るポジションによって、
相手から嫌われたり、ケンカになってしまったり
ということが少なくなると、
心理学の実験で示されている。
◇ この視界のマジックは学者の名前をとって
「スティンザー効果」 と呼ばれている。
スティンザー氏は、
「人はどういう配置で座っているとき、
どういう会話をするのか?」
をテーマに、長年にわたって
観察や実験を行ってきた。
その結果、一番口論が多くなってしまうのは、
相手の向かいの席であるという傾向が
明らかになった。
反対に、一番お互いに同調しやすく、
「そうだね!わかる、わかる!」
となりやすいのは、
相手の隣の席だということも
はっきり示されている。
つまり、向かい合って食事をするよりも、
カウンター席や丸テーブルなどで、
できるだけ横並びに座って話すのが、
短時間でデートが盛り上がる秘訣ということ。
◇ 瞳はわがまま。
正面を切って目の前にお互いが
立ちふさがると、視界が自由じゃなくなる。
なぜなら、相手の顔を見て話すしか、
選択肢がない。
すると、感情の動きもかたくなになる。
その結果、
「僕はそう思わないかな」
「私は違うかも~」
というように、
おのずと反論しあう雰囲気になりがちになる。
一方、横並びに座っている場合、
視界は自由になる。
会話の流れによって、
横を向いてお互いを見つめあうこともできるし、
前を向けばお互いの姿が見えなくなって、
ちょっと休憩もできる。
好きなところを見て話せるわけだ。
それにともなって、
感情の動きも柔らかで自由になり、
リラックスでき、デートは共感しあえる
楽しい時間になりやすい。
だから、
視界に気を配ることは大切なことなのだ。
◇ ちなみに、もし相手とケンカをしてしまい、
うまく仲直りしたいときにも同じことが言える。
面と向かって謝るよりも、例えば公園のベンチや、
横に座れるソファー、バーのカウンターなどで、
横顔に向かって謝るほうが許してもらいやすい。
隣に座るというのは、少し勇気がいるが
この心理学はビジネスや外交でも
有効に使われている。
対立してでも議論をするべきときには真正面に!
親密になりたい、友好を深めたいときには
隣に座ることが大切だ。
この「視線の心理学」を実践すれば、
今より人間関係を円滑にできるかもしれない。
ぜひ試してほしい。
今日一日の人生を大切に!