一度でも発した言葉は汗の如し    vol.295

 

「綸言汗の如し」という言葉があります。

      (りんげんあせのごとし)

 

    中国の古い歴史書「漢書」から来ています。

 

一言のことばの重さを

教えてくれる格言です。

 

「綸言」とは君主の言葉のことです。

 

「綸言汗の如し」とは、

一度出た汗は再び体内には

戻らないのと同じように、

 

「君主の言葉は

   一度発すると訂正したり

   取り消したりすることができない」

 

という意味です。

 

◇ わたしたちは、自分の意志や考えを、

     主に言葉や文字によって

      相手に伝えています。

 

いずれの状況においても、

正確に発していかないと、

 

思わぬ誤解が生じたり、

時には取り返しのつかない結果を

もたらすこともあるでしょう。

 

特に、部門の責任を負う

管理者の立場においては、

指示、命令の及ぶ影響が大きくなり、

 

訂正や取り消しでは済まない状況を

生むこともあります。

 

一言一文にも細心の注意を払い、

慎重に仕事に臨みましょう。

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

Recent Posts

中国人の歴史認識⑫  vol.1121

◇ 抗日戦争中、  …

12か月 ago

中国人の歴史認識 ⑪ vol.1120

◇ 今日、中国の人々は、 &n…

1年 ago

中国人の歴史認識⑩ vol.1119

◇ 現代の日本人にとって、 &…

1年 ago

中国人の歴史認識⑨  vol.1118

◇ 中国の歴史的記憶の中で、 …

1年 ago

中国人の歴史認識⑧  vol.1117

◇ 1931年9月18日 &n…

1年 ago

中国人の歴史認識⑦ vol.1116

◇ 中国で歴史が語られる場合、…

1年 ago