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トンビ流「人生三毛作」 vol.284

 

◇ 人生をより充実したものにするためには、

    何よりも気力の充実が大事だ。

 

そしてふと、こんなことを考えた。

 

ひょっとしたら、

トンビは一毛作の単作人生ではなく、

 

三度の作付けをする「三毛作人生」

送くってみたいと考えているからではないか、

 

そんな思いがした。

 

 

◇農業の二毛作は、

 

    一度目の作付けを表作

 

     二度目の作付けは裏作   だが、

 

人生の二毛作、三毛作は、

決して「裏」ではない。

 

第一幕の人生とは趣を変えて、

 

むしろ第一幕をしのぐほどの楽しさと

充実感に満ちた生活を迎える。

 

そして三毛作目の晩年、

 

今までの知識と経験と人脈を生かして

大輪の花を咲かせる。

 

これがトンビ流「人生の三毛作」だ。

 

◇ ある「一定の年齢」を境にして、

   一毛作人生と二毛作人生とが

    はっきり別れるわけではない。

 

では年齢を重ねても、気力みなぎる人生を

送るにはどうしたらいいのか。

 

そのために、

若いときからどんな準備をして、

どんな心構えをもって生きればいいのか。

 

そんなことをずーっと考えてきた。

 

◇ 人生の三毛作を志すなら、

    三十代から準備を進めて

    おかなければならない。

 

     起点は三十代だ。

 

早くから二毛目の作付けの準備を

して置かなければならない。

 

そして五十代に突入したら、

三毛目の準備をする。

 

◇ 人生の後半で打ち込める

   「仕事」は何か、と問われたら、

一毛作時代の「得意」には固執しないほうがいい。

 

これまでの経験があるという理由だけで、

二回目、三回目の作付けをするのは、

おもしろみがない。

 

だいいち、今まで使用していた古い土俵では、

緊張感が乏しくなる。

 

◇ 一般企業の場合、五十代も後半に入ると、

    自分の定年を意識せざるおえない。

 

給与の大幅ダウンを受け入れて、

定年後の数年の雇用を継続してもらうか、

あるいは再就職先を探すか。

 

問題は、どれだけ働きがいのある仕事が

できるかということだ。

 

「もうひとつの仕事」の発見するために、

50代が「もうひと苦労」するための

適当な時期ということになる。

 

「五十にして天命を知る」

 

この孔子のことばにしたがえば、

50代にやらなければならないテーマは、

 

「三回目の作付けの種」を決めることである。

 

天の命というべき、

自分の生き方を50代で決することが重要だ。 

 

みなさんも、トンビ流「人生三毛作」

実践してみてはいかがだろうか。

 

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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