◇ 米ニューヨークの老舗ホテル、
プラザホテルの所有者が
また変わろうとしている。
買い手はドバイに本拠を置く
ホワイト・シティー・ベンチャーズの
創業者シャハール・カーン氏
と
ニューヨークの不動産会社
ハキム・オーガニゼーションの
カムラン・ハキム氏。
両氏はセントラルパークの
南東の角に位置する同ホテルを
6億ドル(約650億円)で
取得することで合意した。
取引完了は6月25日の予定。
プラザホテルの現所有者はインドの複合企業。
しかしインド政府から多額の資金を
投資家に返還するよう命じられたことなどから、
持ち分売却を目指していた。
◇ トンビの世代ではプラザホテルと言えば、
あの 「プラザ合意」 だ。
1985年9月にこのホテルで開催された
G5で決定されたドル安誘導政策のことだ。
発表翌日の9月23日の1日24時間だけで、
ドル円レートは1ドル235円から約20円下落し、
1年後にはドルの価値はほぼ半減し、
150円台で取引されるようになった。
◇ しかしトンビにとっては、
「プラザ合議」よりも
1992年に公開された
名画 「ホームアローン2」
の方が印象深い。
トンビはこの映画の舞台に憧れて、
2015年12月24日のクリスマスイブに
このホテルに訪れた。
さすがに宿泊することはできなかったが、
プラザホテルやセントラルパークで
走り回っていたケビンの姿を懐かしく思い出され、
感慨もひとしおだった。
さて、プラザホテルは、
もう建築から110年以上も経っていて、
その間にトランプ氏をはじめ
投資家の間を転々としてきた。
このホテルはセントラルパーク南側の
ランドマーク的な存在なので
外観は変わらずにぜひ残して欲しいと思う。
あの日の夜に見た、
ホテルロビーの
クリスマスツリー は
今でも忘れられない。
今日一日の人生を大切に!