◇ 米フォーチュン誌は毎年、独自に
「働きやすい、称賛される会社」
ランキングを作成します。
その常連と言えるのが、
アメリカン・エキスプレスや
3M、デュポンです。
各社は長い歴史を持ち、
世界各地に事業を展開、
持続的に成長する会社としても
認知されています。
なぜ、そんなことができるのか。
答えは独自の経営手法と
組織風土作りをひたすら実践しているからです。
それは米国本社だけはなく日本でも同じです。
◇ アメックスは顧客がどれだけ他人に
推薦したいかを測る「NPS」指標を
全社のベンチマークにして、
その向上に力を注いでいます。
「NPS」は
「ネット・プロモーター・スコア」の略。
これについては、また別途詳しく説明いたします。
◇ 3Mは、日本法人でも
「失敗を許容する社風」をかかげ、
社員に様々なチャレンジを促しています。
「汝(なんじ)アイデアを殺すなかれ」
これは、風通しのよい社風を
守るために生まれた3Mの「戒律」です。
上司は部下がやりたいと思うアイデアを
明らかに失敗すると証明できない限り、
止めてはいけないという意味です。
◇ また、グーグルが採用して有名になった
「15%カルチャー」
勤務時間の15%は自由なことに
使っていいという「15%ルール」を採用し、
新製品を続々と生み出しています。
「NPS」や「15%カルチャー」は、
世界の多くの企業が続々と導入し、
大きな成果を出しています。
「称賛される会社」は、
いわば経営のお手本です。
日本企業の意識変革や市場開拓に役立つ、
様々なヒントを持っています。
経営に携わっている方は、
ぜひこんな企業のやり方を
お手本にしてはいかがでしょうか。
<今日の名言>
木曽路はすべて山の中である。
島崎藤村「夜明け前」
*たったこの一文で、
木曽路の風景を思い浮かべる
ことができます。
素晴らしい文章です。