Categories: 一般教養・雑学

ペットは人間よりも大切な家族の一員 ① vol.252

 

◇ ペットが、もしも死んでしまったら

   丁寧に供養したいと考える人が

   最近増えている。

 

そんな飼い主や家族の思いを反映して、

葬儀やお墓などが、

ほとんど人間と同様になっている。

 

一方で飼い主の中には、

自身の高齢化などに伴って、

自分で世話ができなくなったときの

愛犬や愛猫らの行く末を心配する人も多い。

 

「私の飼っていた猫のクロちゃんが高齢になって、

   次第に徘徊(はいかい)や失禁などの

    認知症症状が出てくるようになった」

 

という話を聴いた。

 

自分と同じように、ペットの介護や看護、

散歩や食事などの生活面で困っている人が

大勢いるのではなかろうか。

 

◇ 日本のペットの飼育頭数は

   犬猫だけで1844万6000頭を数え、

(17年全国犬猫飼育実態調査、ペットフード協会)

 

人間の子供(15歳未満)の数を大きく上回っている。

 

もはや家族の中では子供よりも

犬や猫の方が身近な存在かもしれない。

 

しかも長生きになっている。

 

長く生きれば、

それだけ飼い主や家族との絆は深まる。

 

◇ 東京・八王子にある

 「フランセス・メモリアルTOKYO」は、

  以前は結婚式場だったが、

 3年前からペット専用の葬儀場になった。

 

年間で140~150回の葬儀が催されるという。

 

ステンドグラスが美しい厳かな雰囲気の

セレモニーホールが会場だ。

 

フランセス・メモリアルTOKYOで行う

チャペル式のペット葬。

 

内容は人間と変わらない。

 

祭壇への点灯式、司祭の話、

 

参列者による献花、黙とう、

 

そして賛美歌と人間の葬儀

 

ほとんど変わらない内容だ。

 

違うのはモニターに映し出される映像が

犬だということと、

 

たまに会場内に犬連れの参列者中から

吠えたり、うなったりする音が聞こえるぐらい。

 

このホールを使った葬儀の基本料金は、

 

小型犬と猫で    10万4800円

中型犬は           11万4800円

 

とホームページにある。

 

また、施設内にはペット専用の納骨堂もあり、

小さな骨つぼがいくつか置かれていた。

 

しかし、

こんな立派なとこで葬儀をしたら、

はたしてペットたちは、

本当に喜んでいるのだろうか?

 

ペットの親戚が葬儀に参列していて、

その立派な葬儀を見て

「◯◯ちゃんは幸せだね」と思うかもしれないが……

そんなことは稀である。

 

疑問に思うところも多々ある。

                                      つづく

 

今日一日の人生を大切に!

トンビ博士

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