◇ 現在、日本政府の債務残高は
約800兆円となっている。
ザックリいうと、税収が約90兆円で、
毎年100兆円以上の歳出と
なっているわけだ。
これを人間にたとえて単純化すれば、
年収約900万円の人が、
毎年1000万円以上使って生活をして
借金が約8000万円ある状態なのだ。
このように個人レベルで落とし込むと
国家の財務状況がよく理解できるし、
想像していたほど、そこまで悪くはないが、
それは将来返せる見込みがある場合の話だ。
◇ この状態を改善するには、
3つの方法しかない。
① 収入を増やす
② 支出を減らす
③ あるいはインフレにする
これから日本は人口が減少していく。
人口減がメガトレンド。
そんな中で、税収を増やすのは容易ではない。
消費税を上げるにも大変な苦労が伴う。
法人税も国際競争で引き下げざる得ない。
また、支出を減らすのも難しい状況だ。
そうなると、消去法で
3つ目の道しかない。
つまり、インフレにするしか手段がない。
これがアベノミクスの本質であり
「黒田バズーカ」の目指すモノなのだ。
政府はこんなことを目指している。
◇ では、どうしたらいいのか?
どうしたら自分の資産を守れるのか?
長期的にインフレにする、
あるいはインフレになってしまった
リスクを回避するには、
「国と同じポジションを取ること」
が最善の策になる。
具体的には、借入を行い、
インフレに強い実物資産を保有することだ。
国が年間90兆円の収入で
800兆円の借金を抱えている状況なら、
自分も年収900万円で
8000万円の借金をする。
これが最善策だ。
トンビも同じポジションをとっている。
借金をしないよりも、借金をするほうが
リスクが低いとさえ言える時代なのだ。
今日一日の人生を大切に!