◇ 会議室に入ったら、
第一に自分が座る席を戦略的に
考えるようにしましょう!
このとき優先順位を下げるべきは、
日本古来のいわゆる
「上座・下座」の概念です。
日本では
ドアや出入口から遠い席が 「上座」
ドアや出入口から近い席が「下座」
床の間があれば、
床の間の前の席が 「最上位の席」
この考え方は日本人以外、
まったく気に留めていません。
しかし
日本ではこれが結構幅を利かせています。
席順を見ただけで
役職がだいたいわかってしまうぐらい、
この習慣に縛られています。
会議室の会議は本来実用優先であるべきです。
◇ まず、確認すべきは
ホワイトボードの位置です。
そして
他の参加者との位置関係が大変重要です。
特に目の前に誰が座るかは大事です。
面と向かって座ると、
相手と深くコミュニケーションできる反面、
これは「対決位置」とも言われ、
相手が反対意見を持つ場合、
より反対を受けやすい位置になるのです。
逆に隣り合わせの席は
「交流位置」と呼ばれ、
営業シーンなどでは、この位置が使われます。
特に相手の1.5m以内は「懐」と呼ばれ、
刀が振り回せない至近距離です。
心理的にも親近感や
味方の意識が働くため、
攻撃の対象になりにくいと言われています。
座る位置によって、
会議の流れが大きく
変わってくることもあるのです。
そのぐらい席順は重要ということになります。
いままでの席順に対するこだわりは捨て、
思いっきり変えてみてください。
会議の流れが間違いなく大きく変わります。
<今日の名言>
橋は三年、鉄道一生
政界の格言
*これは「橋をかければ三年間、
鉄道を敷けば一生落選しない」
という意味です。
政治家にとって鉄道を敷くことは
そのぐらい重要なことになります。
しかし鉄道は汚職ともつながっている
こともお忘れなく。