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「前振り」は大事な営業テクニック    vol.137

 

◇ 人間男女を問わず、

    褒めれば喜ぶ、けなせば怒る、

 

  「見てください」と言えば躊躇し、

    隠せば見たがる。

 

     権威や人気者に弱く、

     マイナーなものは、なぜか簡単に侮蔑する。

 

      だって、人間だもの….

 

◇ セールスマンから見て

 

  「よくしゃべる客」

 

  「やたら相づちを打つ客」は、

 

   買わない客に 区分されます。

 

     話の肝心なところで目線が

     ほかに移る客も老若男女を問わず、

     その家族の中で「買う、買わない」

     決定権を持たない者にタグ付けされます。

 

     これらの話は絶対といっていいほど

      間違いないようです。

 

◇ 訪問販売のセールスマンにとって、

    お客様との接し方の中で

    とりわけ重要なものが「前振り」です。

 

     最近では「アプローチ」と言ったりします。

 

      「前振り」はセールスマンの命。

 

      「前振り」とは、落語家が高座に上がって

        いきなり本題の話に入らず、

       その前に本題とは全く関係のない話

       から始めたり、関連する話であっても

       角度を変えた話題から入っていって、

       その場を和ませたりしながら、

       お客様が高座に自然に集中

  できるように誘導する、

  あの ”まくら”  のことになります。

 

       セールスマンがお客様に初めに

       話す言葉がこの「前振り」です。

 

      相手を和ませ警戒心を

      ほぐすことができるかが、

      一流セールスマンの最初にして

      最も重要な腕の見せどころです。

 

     この「前振り」がうまいと、

     お客はついつい心を開いてしまう。

 

  ここから、やっと

  お仕事開始ということになります。

 

   ◇ また営業において大事なことは、

 

  商品説明はお客さまの横で

       肩をならべてすること。

 

       特にお客様が女性の場合は、

       注意が必要です。

 

      間違ってもお客と自分とが向かい合い、

      その真ん中に商品やカタログを

      置いてはいけません。

 

      対面ではなく、お客様と肩を並べると、 

      同じ目線、同じ位置から商品、

      カタログを眺めることで、

      説明が説明でなくなるのです。

 

   そうなると、その場の雰囲気が

      お互いの感想や観察に変わり、

      お客さまとの距離や壁がなくなり、

      これ以上にない打ち解けた状態になります。 

 

       カウンター越しの営業はできるだけ

       避けた方がいいのです。

 

       女性を助手席に座らせて、

       車の運転中に口説きやすいのも

       同じ原理ですね。

 

     店舗での営業はいたしかたありませんが、

  このような原理原則を知っておくことは

  大事なことではないでしょうか。

 

今日一日の人生を大切に!

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トンビ博士

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